手軽に摂取できるサプリメント(スピルリナ)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

サプリメントの効果と副作用スピルリナ>効果・効能

スピルリナの効果・効能

栄養が豊富で、いろいろな効能がある

スピルリナの代表的な効果、効能には以下のものがあります。

栄養分の補給

スピルリナには、前ページでもご紹介したように、様々な栄養素が含まれているので、外食が多いとか、好き嫌いが多いなど、栄養が偏りがちな方には、効果的なサプリメントです。

スピルリナに、一番多く含まれている栄養素はタンパク質で、乾燥したスピルリナであれば、約6〜7割がタンパク質です。これは、大豆や肉類と比べても、はるかに多い含有量です。

また、この他にも、必須アミノ酸が9種類、各種ビタミン、ミネラル、フィコシアニン、葉緑素(クロロフィル)など、実に多くの栄養素が含まれています。

このため、バランスよく栄養が摂取でき、健康や美容のためには、非常に効果が期待できるのです。

免疫力を高める

臨床研究では、スピルリナの摂取によって、リンパ球が活性化して、免疫力を高める効果も確かめられています。免疫力が高まると、体に侵入してきたウイルスや細菌の感染の予防にもつながります。

これは、スピルリナに含まれている各種栄養素による、総合的な効果だと考えられています。

生活習慣病の改善や予防

スピルリナに含まれる、葉緑素(クロロフィル)やフィコシアニン、ビタミンC、Eなどには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を退治する効果があります。

活性酸素は、体内の細胞を傷つけて、老化を早めたり生活習慣病の原因になる物質です。しかし、スピルリナを十分摂取することで、これらを予防したり改善する効果があります。

また、フィコシアニンは、脂肪の代謝を助けるので、肥満の予防にも効果があるといわれています。
(ダイエット用のサプリメントとして、補助的に利用してもよいでしょう。)

皮膚の炎症を改善

スピルリナは、粘膜の炎症を抑える効果もあり、皮膚や口の中を保護します。
ただ、過剰に摂取すると、スピルリナに含まれる葉緑素が、分解してできる物質によって、光過敏症などの副作用が起こる場合があります。

1日の摂取量

スピルリナの効果的な摂取量は、1日あたり3〜6gが目安になります。日本ではスピルリナを食べる習慣がないので、サプリメントからの摂取になります。

植物由来のサプリメントの場合、植物の細胞壁は、なかなか消化されにくく、吸収率が低いのが一般的です。

しかし、スピルリナの細胞壁は他の植物に比べ、消化、吸収が良いため、効果が発揮されやすいメリットがあります。

ただ、市販されているサプリメントには、もともとスピルリナに含まれている栄養素が、全て含まれているとは限りません。

製品ごとに栄養素の種類や含有量には、多少違いがあるので、パッケージの表示を確認しておくとよいでしょう。

*参考
スピルリナは、含まれる栄養素の多さや、様々な効果があることから、総合的なサプリメント(栄養補助食品)とも呼ばれています。
このようなサプリメントは、スピルリナ以外にもローヤルゼリービール酵母クロレラなどがありますので、関心のある方はご覧ください。

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