手軽に摂取できるサプリメント(スピルリナ)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

サプリメントの効果と副作用スピルリナ>副作用

スピルリナの副作用

適量であれば安全なサプリメント

スピルリナは、古くから食用に利用されてきた植物のため、適量の摂取であれば、副作用や健康上のトラブルが起こることは、ほとんどありません。
(スピルリナの摂取量の目安は、1日あたり3〜6gです。)

ただし、体調や体質によっては、ごくまれに下痢や発疹(ほっしん)、胃の不快感などの副作用が起こるときがあります。

もし、スピルリナの摂取を始めて、副作用と思われる症状が現れたときは、すぐに摂取を中止しましょう。
(副作用の症状は軽いもので、長引くことはありません。)

また、スピルリナに含まれる葉緑素(クロロフィル)が分解して出来る物質(フェオホルバルト)は、光過敏症の原因になる場合があります。

ただ、この副作用は1日あたりの、摂取量の目安を守っていれば、ほとんど起こることはありません。

*光過敏症とは、わずかな光にも反応して、短時間でも日光にさらされると、その部分の皮膚がヤケドをした状態になり、炎症を起こす病気です。
セントジョーンズワートのサプリメントでも、この副作用が起こることがあります。

他のサプリメントや薬との相互作用

スピルリナと他のサプリメントを同時に摂取しても、何らかの副作用が起こることはほとんどありません。

しかし、病気の治療のために、ワーファリンを服用しているときに、スピルリナを同時に摂取すると、ワーファリンの働きを弱める副作用が起こります。

ワーファリンとは、正式名称をワルファリンカリウムといい、血液を固まりにくくする薬です。血管の中に血栓(血液の固まり)が出来るのを防いで、心筋こうそくや脳内出血を予防するために、よく使用されています。

一方、スピルリナに含まれるビタミンKは、血を早く固める働きがあり、出血性の病気の治療によく使用されています。

つまり、ワーファリンとビタミンKは、それぞれ反対の働きを持っているのです。それで、両方を同時に摂取すると、ワーファリンの働きを低下させる、副作用が起こるわけです。

医師から、ビタミンKの摂取を控えるように言われている方も、スピルリナの摂取は中止したほうがよいでしょう。

スピルリナに限らず、ビタミンKを含む他のサプリメントの場合も、同じようにワーファリンの働きに、影響をあたえるので注意しましょう。