手軽に摂取できるサプリメント(スピルリナ)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

サプリメントの効果と副作用スピルリナ>・・・とは

スピルリナとは

栄養バランスのよいサプリメント

スピルリナは、中東やアフリカ、南米に自生する藍藻(らんそう)類の一種で、形がらせん状になっていることから、この名称が付けられました。

日本では、あまり知られていませんが、原産地では食用にされており、古くはアステカ王国の時代から、食べられていました。

スピルリナが自生する地域は、高温で高塩分、高アルカリの湖が多く、植物が生きていくには非常に過酷な環境です。

その環境が影響しているかもしれませんが、スピルリナには、健康や美容に効果的な、様々な栄養素が含まれているため、総合的な栄養補助食品として扱われています。
主な栄養素には、以下のものがあります。

含まれる主な栄養素

タンパク質、アミノ酸

スピルリナの大きな特徴の一つは、高タンパクであるということです。タンパク質は、体の材料となる大切な栄養素で、健康には欠かすことのできないものです。

また、アミノ酸も健康に必要な、”必須アミノ酸”9種類が全て含まれています。
必須アミノ酸とは、体内で合成できないアミノ酸のことで、食品やサプリメントから摂取するしか方法がありません。)

ビタミン類

ビタミンA(βカロテン)、B群、E、Kなどのビタミンも、スピルリナには含まれています。

ビタミンは種類によっては、体内で合成されるものもありますが、その量だけでは不十分なので、やはり食品やサプリメントから摂取する必要があります。

ミネラル

スピルリナには、カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラルも含まれています。体の調子を整えたり、代謝をスムーズにする効果があり、欠かすことのできない栄養素です。ミネラルも体内では、ほとんど合成されません。

フィコシアニン

スピルリナに含まれる青色の色素成分のことで、スピルリナ特有の栄養素です。体の細胞を、活性酸素から守る抗酸化作用や、食べ物のタンパク質や脂肪の分解を助け、腸からの吸収を助ける効果があります。

*活性酸素とは、栄養分を酸素で燃やして、エネルギーを作るときに体内に出来る物質で、強い殺菌効果があります。
少量であれば、あまり問題ないのですが、大量に出来ると、体の細胞を傷つけて、老化を早めたり生活習慣病の原因になります。

葉緑素(クロロフィル)

スピルリナは藻の仲間なので、光合成をするための葉緑素も含まれています。葉緑素は、上記のフィコシアニンと同じく、抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や改善に効果が期待できます。

なお、抗酸化作用があるサプリメントには、スピルリナをはじめ、ビタミンC、E、ポリフェノール、α-リポ酸、カテキンなどがあります。

次ページ→スピルリナの効果・効能