多くの愛用者がいる乳酸菌(サプリメント)の、効果や副作用をわかりやすく解説しています。!

サプリメントの効果と副作用乳酸菌>種類

乳酸菌の種類

健康の面から見ると

乳酸菌の種類は、全部で数十種類あり、健康や美容を維持したり、向上させる効果によって”善玉菌”と呼ばれています。

乳酸菌の働きは、ブドウ糖を分解して乳酸や酢酸を作り、腸の内部を弱酸性に保ち消化を助け、外敵から腸を守っています。これによって、体に良い効果が期待できます。

以下は、代表的な乳酸菌の種類と、善玉菌と悪玉菌の区別を、わかりやすく表にしたものです。

<腸内の主な細菌の種類>
善玉菌 ・乳酸菌
  ビフィズス菌、腸内ビフィズス菌、ヤクルト菌、
  ブルガリア菌、ラブレ菌、L-92乳酸菌、LG21、KW乳酸菌
  他数十種類
・腸球菌
・ユウバクテリウム菌など
悪玉菌 ・大腸菌、ブドウ球菌、ウエルシュ菌、緑膿菌など

この表のように、乳酸菌の仲間であるビフィズス菌は、大きく分けて2種類あります。

1つは、生まれた時から腸に住み着いているビフィズス菌で、生後2〜3日後から、急激に増殖します。これを、”腸内ビフィズス菌”と呼んでいます。

この腸内ビフィズス菌のエサになるのが、玉ねぎ、アスパラガス、ネギ、バナナ、ハチミツなどに、多く含まれるオリゴ糖です。

別のもう1つは、食品やサプリメントから摂取する、ビフィズス菌のことです。
これは、腸内に住み着くことは出来ませんが、腸を通過するときに、乳酸や酢酸を作り、腸内ビフィズス菌の働きを助けます。

*なお、従来はビフィズス菌は、乳酸菌の仲間として扱われてきましたが、最近では、乳酸と酢酸を作りだす量が違うことから、別の種類に区別されるようになってきました。
詳細については、乳酸菌とビフィズス菌の違いをご覧ください。

食品の面から見ると

乳酸菌というと、牛乳や羊乳から作られる、ヨーグルトやチーズを連想しますね。しかし、他にも日本のヌカ漬けや韓国のキムチなど、発酵して酸味の出た漬物にも、乳酸菌が含まれています。

つまり、動物由来のものと、植物を発酵させた植物由来の2種類に分けることができます。
詳細については、乳酸菌が多い食品をご覧ください。

摂取の面から見ると

乳酸菌は生きたまま腸に届くかどうかでも、種類の違いがあります。
食品やサプリメントに含まれる、一般的な乳酸菌は、胃を通過するときに胃酸によって、分解されることが多く、生きたまま腸まで届く割合が少ないのです。

これを改良して出来るだけ多く、生きたままの乳酸菌を腸に届ける方法を”プロバイオテックス”と呼んでいます。

テレビのCMや雑誌の広告で、
  「乳酸菌が生きたまま腸に届くヨーグルト!」
という宣伝をしているのは、このプロバイオテックスの方法を、利用している種類の製品です。

また、腸の善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)を増やすために、エサとなるオリゴ糖を補う方法を、”プレバイオテックス”と呼んでいます。

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