多くの愛用者がいる乳酸菌(サプリメント)の、効果や副作用をわかりやすく解説しています。!

サプリメントの効果と副作用乳酸菌>多い食品

乳酸菌が多い食品

乳酸菌食品を発酵させて、チーズやヨーグルト、漬物などを作りますが、これらを総称して発酵食品と呼んでいます。

食品を発酵させることで、保存期間を長くしたり、独特の食感や味わいを作り出しています。

乳酸菌というと、すぐに思い浮かぶのがヨーグルトをはじめとする、乳製品(動物由来)です。しかし、最近は日本や韓国の漬物など、植物由来の食品も注目されています。

動物由来の食べ物

この種類の食品には、ヨーグルト、チーズ、乳酸飲料などがあります。

ヨーグルト

牛乳や脱脂乳などを原料にして作られる食品で、乳酸菌で発酵させることで、カルシウムやタンパク質の吸収が良くなっています。

また、ヨーグルトに含まれる乳糖は、腸内ビフィズス菌のエサになり、繁殖を助ける役割りを持っています。

現在、市販されているヨーグルトは、乳酸菌の一種であるビフィズス菌やLG21、ラブレ菌、L-92乳酸菌など、目的に応じて多様な製品が販売されています。

チーズ

牛乳、羊乳、脱脂乳などを原料にして作られる食品で、ヨーロッパでは”白い肉”とも呼ばれています。食物繊維とビタミンC以外の、ほとんどの栄養素が含まれており、非常に栄養価が高い食品です。

特に、良質のタンパク質や吸収されやすいカルシウムを、多く含んでいるのが特徴です。

植物由来の食べ物

植物性の食材を発酵させ、乳酸菌を多く含む食品には、日本のヌカ漬けやシバ漬け、韓国のキムチなどの他、ピクルス、ザワークラフトなどがあります。

ヌカ漬け、シバ漬け(日本の漬物)

日本では、いろいろな種類の野菜を、少しずつ変わった方法で漬けているので、様々な漬物があります。

漬物には、乳酸菌が豊富に含まれるのと同時に、食物繊維の含有量も多いので、便秘や下痢の改善には効果的です。ただ、塩分が多い傾向にあるので、高血圧や高脂血症の方は気をつけたいものです。

キムチ

韓国を代表する漬物で、白菜を薬念(調味料)で漬け発酵させた食品です。キムチは数十種類もあり、乳酸菌以外にも、各種ビタミンや食物繊維が豊富に含まれています。

ピクルス

欧米風の漬物のことで、日本や韓国の漬物とは区別されています。
主にキュウリなどを塩漬けにした後、酢や砂糖などで作った漬け汁に、短期間漬けた食品です。

ザワークラフト

日本では、あまりなじみのない発酵食品ですが、欧米や中国、ロシア、カナダなどで、よく食べられている漬物です。
千切りにしたキャベツを塩づけにして、乳酸菌で発酵させたものです。


*参考
乳酸菌は、生きたまま腸に届かないと、効果があまり期待できないと、考えられてきました。

しかし最近の研究では、胃酸で死んでしまった乳酸菌であっても、腸内の善玉菌のエサになって、善玉菌の繁殖に役立ったり、悪玉菌が作りだす有害物質を中和することもわかってきました。

つまり、乳酸菌を含む食品やサプリメントを摂取していれば、効果の違いはあるものの、必ず腸によい効果があるといえるのです。

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