手軽に摂取できるサプリメント(食物繊維)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

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食物繊維は便秘に効果あり

ノンカロリーで便通を良くする

食物繊維は、腸で水分を吸収して便通をスムーズにしたり、あるいは便のかさを増やし腸を刺激して、腸の”ぜんどう運動”を高め、便秘の改善に効果を発揮します。

また、腸の善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌)を増やして、腸内環境を整える効果もあり、これも便秘の改善を助けます。

食物繊維というのは、体にはほとんど吸収されることはなく、食べ物やサプリメントで多く摂取しても、カロリーの摂り過ぎを心配することもありません。
カロリーをセーブしながら、便秘を改善する効果があるので、おすすの成分といえます。

一口に食物繊維といっても、大きく分けると2種類あり、水に溶けやすい”水溶性の食物繊維”と、水に溶けない”不溶性の食物繊維”があります。
それぞれ、便秘のタイプによって効果に違いがあります。

便秘のタイプ

便秘で一番多いのが”弛緩性便秘”あるいは、”習慣性便秘症”と呼ばれるものです。これは、排便の回数が1週間に1〜3回程度と少なく、これが長く続いている状態をいいます。

お腹の張りを感じたり、食後の腹痛、排便をしても残便の感じが残るなどの症状がある便秘のことです。

(*ただ、今まで便通がよかった方が、急に便秘になった場合は、何らかの病気の疑いがあるので、一度、診察してもらった方がよいでしょう。)

一方、腸の緊張が高まって起こる場合は、”けいれん性便秘”あるいは”過敏性腸症候群”と呼ばれています。

これは、精神的なストレスや過労が主な原因で、腸が軽いけいれん状態になり、腸のぜんどう運動が低下するために、起こる便秘のことです。

それぞれのタイプに効果がある食物繊維は、

  <弛緩性便秘>
      ▼
  水溶性の食物繊維と、不溶性の食物繊維の両方ですが、
  特に不溶性の食物繊維の効果が高いとされています。

  <けいれん性便秘>
      ▼
  水溶性の食物繊維の方が、効果が期待できます。

*便秘の改善に、どんな食品がよいのかは、食物繊維が多い食べ物食物繊維の摂取量をご覧ください。

摂取するときの注意点

食物繊維は、消化、吸収されず、そのまま便と一緒に排出されるので、カロリーを気にすることなく摂取できます。しかし、その反面、食べ物に含まれる他の栄養分の吸収を、抑えてしまう場合があります。

特に、食物繊維を一時的に過剰摂取すると、ビタミンやミネラルの欠乏症が、起こる可能性が高くなります。

また、消化不良による便秘の悪化や、お腹の張り、下痢などの副作用も考えられるので、注意しましょう。

便秘の改善のために食物繊維を利用する場合は、まず少量の摂取から始め、徐々に摂取量を増やしていくと、副作用を気にせず効果が期待できます。

また、食物繊維と一緒に水分を多めに摂ると、排便をスムーズにする効果があるので、便秘の改善を早めることが出来ます。

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