健康や美容に役立つサプリメント(桑の葉)の、効果や副作用をわかりやすく紹介♪

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桑の葉の効果・効能

血糖値の上昇を抑え、糖尿病を予防

桑の葉には、多くの種類の有効成分が含まれ、いろいろな効果が期待できます。特に糖尿病の予防や改善が、一番よく知られているので、それについて取り上げました。(その他の効果については、研究が進められている段階です。)

有効成分

桑の葉には、小腸での糖の吸収をおだやかにする、DNJ(1-デオキシノジリマイシン)という成分が含まれています。

含まれる割合は全体の約0.1%で、このDNJによって、血糖値の上昇を防ぎ、糖尿病を予防する効果を発揮しています。

含有量はわずか0.1%ほどなので、あまり効果がないように思えますが、桑の葉以外の植物には、ほとんど含まれていません。植物の中では、桑の葉の含有量が最も多いのです。

血糖値の上昇を防ぐ仕組み

人間が生きていくためのエネルギーは、食べ物に含まれる糖(炭水化物)を消化、吸収して得ることが出来ます。その流れを、おおまかにみると、次のようになっています。

(1)食べ物(糖=炭水化物)を食べる
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(2)胃で消化が始まる
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(3)糖を小腸で吸収できるように、消化酵素でブドウ糖に分解する
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(4)ブドウ糖を小腸で吸収・・・血糖値が上昇
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(5)吸収されたブドウ糖は、血管によって全身に運ばれエネルギーになる

この流れの中で、桑の葉に含まれるDNJの効果が発揮されるのは、(3)の部分です。

通常は、食べ物の糖の大部分は、消化酵素でブドウ糖に分解され、小腸から血管の中に吸収されます。このとき、血糖値が急上昇します。

ところが、桑の葉のDNJを一緒に摂取していると、消化酵素とDNJが結びついて、ブドウ糖の吸収を妨げる効果があります。
これは、DNJがブドウ糖と同じような、分子構造をしているからなのです。

わかりやすくいうと、消化酵素は近くにDNJがあると、それをブドウ糖と勘違いしてしまうのです。つまり、小腸から吸収されるはずのブドウ糖が、なかなか吸収されなくなります。

それで、桑の葉は血糖値の上昇を抑えて、糖尿病の予防に効果があるのです。

効果的に摂取するには

桑の葉は、上記のようにブドウ糖の吸収を妨げる効果で、血糖値の上昇を抑えています。この効果を、上手に引き出すポイントがいくつかあるので、それを以下に取り上げました。

・桑の葉の、お茶やサプリメントは食前に摂る
事前にDNJが胃や腸にあると、ブドウ糖の吸収を抑える効果が高まります。
・粉末状のサプリメントが活用できる
桑の葉の成分は、熱に強く加熱調理しても、ほとんど分解されません。このため、スープや天ぷらのころも、煮物などに粉末状のサプリメントを、味が変わらない程度に混ぜることもできます。
・他のサプリメントとの併用
糖尿病の予防や改善を目的とする場合は、キトサンコエンザイムQ10プロポリスなどを一緒に摂取すると、相乗効果が期待できます。
・継続して摂取する
短期間だけ摂取しても、効果は少ないので、長期間、継続して摂取するのがよいです。桑の葉は、副作用がほとんどないので、安心して摂取できるサプリメントです。

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