健康や美容に役立つサプリメント(キトサン・キチン)の、効果や副作用をわかりやすく紹介♪

サプリメントの効果と副作用キトサン・キチン>効果・効能

キトサンの効果・効能

動脈硬化の改善や予防

キトサンは、植物繊維の一つで、腸でのコレステロールの吸収を抑える効果があり、動脈硬化を改善したり予防します。

また、コレステロールから作られる胆汁酸という物質を吸着して、体外に排出する効果によっても、コレステロールを減らします。

キトサンの大きな特徴の一つに、血管の内壁に付着している、LDL(悪玉)コレステロールを減らす働きがあり、これによっても動脈硬化への効果が期待できます。(動脈硬化が改善すると、心筋こうそくの予防にもなります。)

市販されているサプリメントには、キトサンを使用した特定保健用食品(トクホ)も多く、”コレステロールの吸収を抑える”という効果、効能の表示が認められています。

*参考
LDL(悪玉)コレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを、全身に運ぶ効果があり、適量であれば体への悪影響はほとんどありません。
しかし、LDLコレステロールが多くなりすぎると、血液中で酸化され、血管の内壁に付着してしまい、これが動脈硬化の原因になります。

高血圧の改善

高血圧は、食生活によるナトリウム(塩分)やコレステロールの摂りすぎが、原因の一つになっています。

キトサンは、この2つを吸着して、体外に排出する効果があり、高血圧の改善や予防に役立ちます。

高血圧を予防するには、塩分を控えめにして、太らないようにすることや、タバコ、お酒の飲みすぎに注意することです。

また、カリウムは体内の余分な塩分を、排出する効果があるため、キトサンとカリウムを一緒にサプリメントで摂取すると、相乗効果が期待できます。

その他、EPADHAは、血液中の中性脂肪やコレステロールを、下げる効果があるので、健康状態にあわせて、併用するとよいでしょう。

糖尿病や肥満の改善

キトサンには、食事によって摂りすぎた脂質(脂肪)の吸収を抑えたり、コレステロールを排出する効果があり、これが糖尿病の改善や予防につながります。

糖尿病は、脂肪の摂りすぎや運動不足によって、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高い状態が続くと、発症する場合が多く、血糖値を下げる”インスリン”が常に不足した状態になります。

(*キトサンは、インスリンの分泌を調整する効果はないので、糖尿病そのものを治すことはできません。)

なお、キトサンは、脂肪の吸収を抑える効果があるので、最近ではダイエット用のサプリメントとしても注目されています。
具体的な内容については、キトサンのダイエットをご覧ください。

その他の効果、効能

キトサンには、上記以外にも、次のような効果が確認されています。

1)免疫力を高める
体内にウイルスや細菌が侵入すると、”マクロファージ”という細胞がウイルスや細菌を攻撃して、体を守っています。キトサンは、このマクロファージの活動を、高める効果があります。

2)整腸作用
キトサンは、食物繊維の仲間で、腸内をきれいに清掃したり、ビフィズス菌を増やす働きがあります。このため、腸の働きを整え、便秘を解消する効果があります。

3)毒素の排出(デトックス)
最近の研究では、体に有害な金属やダイオキシンを排出する効果も、発見されています。

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