多くの愛用者がいるサプリメントの、効果や副作用をわかりやすく解説しています。

サプリメントの効果と副作用ビタミンB群>副作用2

ビタミンB群の副作用2

前ページ、副作用1の続きです。

ビタミンB6

ビタミンB6を数カ月間、毎日1000mg以上摂取すると、知覚障害や末梢神経の障害、腎臓結石などの副作用が起こる場合があります。

ビタミンB6の1日あたりの上限量は、成人の男女で600mgで、これを超えなければ、副作用の心配はほとんどありません。

また、他のサプリメントや医薬品を併用しても、健康上のトラブルは、ほとんどありません。ただ、フェニトイン、レボドパなどの薬との併用では、薬の効果を低下させる場合があります。

薬を服用しているときに、サプリメントでビタミンB6を摂る場合は、事前に医師に相談しておくのがよいでしょう。

ビタミンB12

サプリメントで、過剰に摂取したり、注射による大量投与をしても、副作用が起こったという報告はなく、とても安全なビタミンです。

他のサプリメントと併用した場合も、副作用はありません。ただ、胃酸の分泌を調整する医薬品と併用すると、腸でのビタミンB12の吸収が、低下することがあります。

過剰摂取による悪影響がほとんどないため、摂取量の上限は定められていません。

ナイアシン

ナイアシン(ビタミンB群)を過剰に摂取すると、筋肉の血管が拡がるため、かゆみや頭痛、皮膚の紅潮、下痢、吐き気などの副作用が、起こる場合があります。

ナイアシンの摂取量を控えれば、これらの副作用は比較的早く解消し、後遺症が残ることもありません。

しかし、血圧や血糖値を下げる医薬品と、サプリメントによるナイアシンの摂取を併用すると、トラブルが起きることがあります。両方を併用するときは、必ず医師に相談してからにしましょう。

ちなみ、ナイアシンの副作用が起きない上限量は、1日あたり300mg(成人の男女)です。

ビオチン

ビオチン(ビタミンB群)を過剰摂取しても、副作用が起こることは、ほとんどありません。他のサプリメントとビオチンを併用した場合も、問題ありません。

ただし、”抗てんかん薬”と併用した場合は、ビオチンの血中濃度を、低下させることがあります。

また、抗生物質や睡眠剤を長期間利用している場合も、ビオチンの欠乏が起こることがあるので、サプリメントで補うのがよいでしょう。

ビオチンは、過剰摂取しても安全なビタミンなので、摂取量の上限は定められていません。

なお、ビタミンB6、B12、ナイアシン、ビオチンの1日あたりの具体的な摂取量は、このサイトの摂取量2をご覧ください。性別や年代別の摂取量を紹介しています。

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