健康や美容に役立つサプリメント(ホスファチジルセリン・PS)の、効果や副作用をわかりやすく紹介♪

サプリメントの効果と副作用ホスファチジルセリン(PS)>効果・効能

ホスファチジルセリン(PS)の効果・効能

ホスファチジルセリン(PS)には、以下のような効果、効能があり、食事と一緒にサプリメントで摂ると、効果が高まります。

脳の栄養を補うには、DHAを同時に摂るのがよく、また、記憶力を高めたり、ホスファチジルセリンの吸収を良くするには、テルペンラクトンを同時に摂ると、いっそう効果が期待できます。

脳の機能の改善

ホスファチジルセリンは、脳細胞の新陳代謝を活発にするので、脳の老化を防ぎ、記憶力や集中力、判断力を高める効果があります。

また、気分の落ち込みや不眠症、軽いうつ状態、加齢による記憶障害などを、改善する効果もあります。

ある記憶障害の臨床研究では、1日あたり300mgのホスファチジルセリンを、3カ月間摂取すると、ほとんどの人の記憶障害が改善され、学習能力が高まる効果が確認されました。

ホスファチジルセリンは、体内でも合成されていますが、加齢によって合成量が減ってきます。(特に50才以降)

このため、年を重ねるにつれて低下してくる記憶力、俗にいう”物忘れ”を改善したり、予防するには効果的なサプリメントです。

このホスファチジルセリンは、大豆にも含まれているのですが、含有量は多くありません。

もし、大豆だけから十分なホスファチジルセリンを摂取するとなると、1日に大豆1200〜1600粒も食べる必要があります。
このため、サプリメントから摂取するのが、確実でお手軽な方法です。

アルツハイマー病や認知症の改善

ホスファチジルセリンは、脳細胞を活性化するので、アルツハイマー病や認知症の改善にも効果があります。

前ページでも紹介しましたが、ホスファチジルセリンには、

  1)脳細胞への栄養の取り込みや、老廃物を排出する
  2)神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、アセチルコリン)などの
    分泌量を増やす

などの働きがあり、これらが脳細胞に良い影響を与えて、アルツハイマー病や認知症に、効果があると考えられています。

ある臨床例では、35名の認知症の患者さんに、毎日300mgのホスファチジルセリンを、摂取してもらったところ、1カ月半後には、認知症が改善したり症状の進行が、抑えられたことが確かめられました。

また、摂取を中止してから、3週間たっても効果が持続していたということです。

ストレスの軽減

仕事の忙しさや過労から起こるストレスに対しても、ホスファチジルセリンの摂取は効果があります。

ストレスが多くなると、脳内ではβ(ベータ)波という脳波が多くなり、体の興奮状態が続きます。しかし、ホスファチジルセリンを、1カ月ほど継続して摂取すると、α(アルファ)波という脳波が多くなります。

このα波は、体の興奮を鎮める働きがあるため、ストレスを解消する効果があります。
(α波は、自宅でゆっくりくつろいでいる時や、気持ちが落ち着いているときに多くなり、α波の量でリラックスした状態かどうかがわかります。)

*参考
ホスファチジルセリンは、摂取量が少ないと十分な効果が期待できません。成人の場合で、1日あたり約300mgを最低でも1カ月、できれば3カ月ぐらいは、継続して摂取すると、効果が実感できるでしょう。

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