健康や美容に役立つサプリメント(ホスファチジルセリン・PS)の、効果や副作用をわかりやすく紹介♪

サプリメントの効果と副作用ホスファチジルセリン(PS)>・・とは

ホスファチジルセリン(PS)とは

神経細胞に多く含まれる成分

ホスファチジルセリン(PS)は、人間の神経細胞膜を構成する成分で、リン脂質(レシチン)の一種です。

特に、脳の神経細胞や全身の神経の細胞膜に多く含まれ、神経細胞には、なくてはならない成分です。
(*PSとは、英語名を略した表示です。)

ホスファチジルセリンは、脳や神経を正常に保つ働きがあり、不足すると脳の老化の原因になります。

このホスファチジルセリンは、体内でも合成されますが、年を重ねるとともに、合成量が減少し、特に50才前後から、急激に減少量が多くなります。

効果とその仕組み

ホスファチジルセリン(PS)は、神経の細胞膜に含まれ、細胞内に栄養分を取り入れたり、細胞内でできた老廃物を排出する役割りをしています。

わかりやすくいうと、神経細胞の新陳代謝を活発にして、神経、特に脳細胞を活性化する働きがあります。

このため、ホスファチジルセリンを、食品やサプリメントで十分摂取すると、記憶力や集中力を高めたり、あるいは、アルツハイマー病や認知症の改善が期待できます。

これは、ホスファチジルセリンの効果によって、セロトニンやドーパミン、アセチルコリンなどの神経伝達物質の分泌が増えて、神経細胞間の伝達が、スムーズになるからと考えられています。

今まで、数多く行われている臨床研究でも、ホスファチジルセリンの神経に対する効果が、確かめられています。

もし、体内のホスファチジルセリンが、多量に不足すると、神経細胞内の栄養が不足したり、神経伝達物質の分泌が悪くなり、脳細胞の老化が早まることになります。また、認知症やアルツハイマー病、記憶障害が起こる、きっかけにもなります。

詳細については、効果・効能をご覧ください。

食品の含有量は少ない

ホスファチジルセリンは、動物性食品(肉類など)や植物性食品(大豆など)の両方に含まれています。

しかし、これらの食品に含まれる量はごく少量で、神経機能を維持するには、十分な量とはいえません。そこで、これを補うために、サプリメントが利用されています。

以前、販売されていたサプリメントは、牛の脳を由来とするものがほとんどでしたが、BSE問題が起こってからは、安全性の不安がありました。

しかし、近年、大豆レシチンからホスファチジルセリンの抽出に成功し、最近のサプリメントのほとんどは、大豆由来のものになっているので、安心して摂取できます。

(大豆由来のホスファチジルセリンは、牛を由来とするものと比べても、効果に違いはありません。)

なお、ホスファチジルセリンは、食品やサプリメントで摂取すると、吸収される時間が早く、摂取してから約30分で血液中に現れ、数分後には肝臓に貯えられます。

そしてその後で、血液を経由して、脳の細胞に送り届けられる仕組みになっています。

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