健康や美容に役立つサプリメント(グルコサミン)の、効果や副作用をわかりやすく紹介しています♪

サプリメントの効果と副作用グルコサミン>・・・とは

グルコサミンとは

グルコサミンは、エビやカニなど(甲殻類)の殻を作っているキチン質や、ムコ多糖類と呼ばれる成分に含まれています。天然のアミノ酸の1つで、私達の体にも含まれています。

わかりやすくいうと、グルコサミンは、人間の体の材料であるアミノ酸の仲間で、糖質の仲間でもあります。(糖質といっても、砂糖のような甘みはありません。)

グルコサミンが含まれる食品は、フカヒレや干しエビ、鶏の手羽先、ヤマノイモなどがあります。ただ、これらをたくさん食べたとしても、グルコサミンの摂取量は少量なので、サプリメントを利用するのが手軽で簡単です。

現在、市販されているグルコサミンのサプリメントは、エビやカニの殻にあるキチン質を、分解して作られたものが多くなっています。

特徴や効果

グルコサミンは、体の中では関節の軟骨をはじめ、爪や皮膚、じん帯、腱などに多く含まれ、体の細胞や組織を結びつける役割りをしています。
この役割りは、ヒアルロン酸やコンドロイチンにもあります。

また、グルコサミンは、関節の軟骨を作るのに必要な栄養素で、関節炎を改善する効果があり、体内でも合成されています。

しかし、年を重ねると合成量が少なくなり、特に40代に入ると減少量が多くなり、関節炎の大きな原因になっています。

関節にある軟骨は、加齢とともに次第にすり減ってきて、それが進行すると骨の先端が露出してきます。そうすると、関節を動かすたびに、骨と骨がこすれて痛みがでてきます。

そのまま放置しておくと、症状が悪化してリウマチや、変形性関節症になるケースもあります。このため中年以降は、サプリメントでグルコサミンを摂って、軟骨の減少を補う必要があります。

グルコサミンの代表的な効果、効能は、上記のように軟骨の合成や関節炎の改善ですが、その他にもスキンケア・美肌効果や、ガンによる食欲低下の解消などがあります。
詳しくは、グルコサミンの効果、効能1をご覧ください。

サプリメントと薬を比較すると

関節炎や変形性関節症の治療には、非ステロイド抗炎症薬が使われています。これは、インドメタシンやアスピリンなど、痛みを鎮める効果が非常に高い薬です。

しかし、これらの薬は痛みには効果がありますが、痛みの原因である、軟骨を再生する働きはありません。その点、グルコサミンは、すり減った軟骨を再生させて、痛みの原因そのものを取り除きます。

また抗炎症薬は、即効性はありますが、その効果は長続きしません。グルコサミンは、即効性こそありませんが、効果が持続するだけでなく、副作用やアレルギーの心配も、ほとんどないというメリットもあります。

臨床例では

非ステロイド抗炎症薬と、グルコサミンを摂取した場合を比較するため、臨床実験が行われました。

(非ステロイド抗炎症薬は、一般で市販されている医薬品を摂取し、グルコサミンはサプリメントで摂取。)

両方を別々に摂取して、4カ月ごとに2年間、関節の痛みを客観的に測定しました。その結果、鎮静効果はほぼ同じか、グルコサミンの方が少し良かった、という結果がでています。

このように、安全性や関節痛の原因を考えた場合、サプリメントでグルコサミンを摂る方がおすすめといえるのです。

ただ、グルコサミンはある程度、長期間にわたって摂らないと、効果が期待できないので、継続することが大切です。

なお、グルコサミンは、軟骨に含まれるコンドロイチンと同時に摂ると、効果が高くなります。この2つの成分が、一緒に配合されているサプリメントが、多いのはこのためです。

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