多くの方が愛用している、サプリメント(ビール酵母)について、わかりやすく解説しています♪

サプリメントの効果と副作用ビール酵母>・・・とは

ビール酵母とは

麦からアルコールを作り出す微生物

ビール酵母は、おなじみのビールを製造するときに必要な微生物(酵母)です。麦芽を煮てできる麦汁に、ビール酵母を加え発酵させると、ビールが出来ます。

ビール酵母は、麦汁の栄養分を吸収しながら増えていき、アルコールと炭酸ガスに換えます。発酵が終わってビールが出来上がったときには、酵母は栄養分をたっぷり含んだ状態になります。

そして、この状態のビール酵母から、アルコール分や苦味成分を取り除き、乾燥させたものが、サプリメントとして利用されています。

このようにビール酵母は食事から、直接、摂取することができないので、錠剤や粉末状にした、サプリメントで摂るのが一般的です。
粉末状のものは、料理に加えて栄養価を高めるためにも、利用できます。

含まれる栄養素

ビール酵母のサプリメントは、含まれる栄養素が非常に多いのが特徴で、主に次のものがあります。

アミノ酸
人間の体の材料となる栄養素で、ビール酵母全体の約50%を占めています。
食物繊維
腸の働きを整える効果があり、ビール酵母全体の約30%を占めています。
ビタミン類
ビタミンB群の含有量が多く、疲労回復に役立ちます。
ミネラル類
特にカリウムの含有量が多く、高血圧の改善に効果があります。
核酸(DNA、RNA)
体の遺伝情報を伝える働きがあり、新陳代謝を活発にします。
グルタチオン、グルカン、エルゴステロールなど
抗酸化作用があり、免疫力を高める効果があります。

具体的な内容については、ビール酵母の効果・効能1をご覧ください。

上記のように、ビール酵母は栄養バランスが良いので、美容や健康に役立つベースサプリメントとしても、利用価値があります。

ただ、ちょっと残念なのは、ビタミンA、C、D、Eがほとんど含まれていない点です。

薬としてもよく使わている

ビール酵母は、サプリメントとしてだけでなく、薬としてもよく利用されています。

例えば”エビオス錠”は、ビール酵母を原料として製造される薬で、ビタミンB群の不足による、胃腸障害や脚気を予防したり改善する効果があります。

なお、ビール酵母は、製造コストが比較的安いので、市販されているサプリメントは、お手ごろな値段で購入できるメリットがあります。
(ビールを製造するときの、副産物でもありますので。)

ビール酵母に似た、バランスのよいサプリメントには、クロレラローヤルゼリーなどもありますが、ちょっと値段が高くなります。

これから、サプリメントを始めようという方は、経済的に負担の少ないビール酵母から始めるのも、よいかもしれません。

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