手軽に摂取できるサプリメント(セサミン)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

サプリメントの効果と副作用セサミン>ゴマリグナン

セサミンとゴマリグナン

ゴマリグナンとは

植物の茎や根、種などに含まれている有効成分に”リグナン”があります。
ゴマには、このリグナンが多く含まれていて、特に「ゴマリグナン」と呼ばれています。

セサミンもゴマリグナンの仲間で、この仲間にはセサモリン、セサミノール、セサモールなどの成分もあり、これらをまとめて「ゴマリグナン類」と呼ぶ場合もあります。

ゴマリグナンは、別名”ファイト・エストロゲン”ともいいます。”ファイト”とは、ギリシャ語で植物という意味で、エストロゲンは女性ホルモンの一つを指しています。

つまり、ゴマリグナンは、もともと食物繊維の仲間で、植物由来の女性ホルモンともいえるのです。

このため、サプリメントやゴマ料理で、セサミンを摂ると女性ホルモンの分泌を調整して、更年期障害の症状を改善する効果があります。

(乳製品や豆類に含まれるイソフラボンも、エストロゲンと同じような効果があります。)

セサミンは、ゴマリグナン類では、ゴマに一番多く含まれているので、代表的な存在になっています。

セサミンの効果、効能には、
 ・抗酸化作用・・・老化防止(アンチエイジング)、美容効果
 ・女性ホルモンと同じような働き
 ・生活習慣病やガンの予防・・・血液中の善玉コレステロールを増やし、
                     血管の健康を保つ
 ・二日酔いの予防
 ・育毛効果
などがあります。

特にセサミンの効果では、抗酸化作用がよく知られ、老化の原因である活性酸素を減らします。詳しくはセサミンの効果、効能1をご覧ください。

含有量について

ゴマには、多くのセサミンが含まれるといわれていますが、実際は、ゴマ全体の0.5%〜1.5%しか含まれていません。

また、ゴマ以外では、お米や麦などにもセサミンが含まれています。しかし、これらは精米すると、ほとんどなくなるので、実際の含有量はゴマが一番多いのです。

参考までに、ゴマリグナン類が一体どのくらい含まれているのか、表にしてみました。

<100gの乾燥ゴマの含有量>
セサミン ≒490mg
セサモリン ≒300mg
セサミノール ≒80mg
セサモール ≒4mg
その他 ≒2mg
ゴマリグナン類の合計 ≒876mg

*1g=1000mg

これを見ると、セサミンはゴマ全体のわずか0.49%しかなく、ゴマリグナン類を全て合計しても、全体の0.88%なので、貴重な成分であることがわかります。

なお、この数値はいくつかある資料の、一つを取り上げたもので、資料によって数値の違いがあることを、お断りしておきます。

ちなみに、サントリーさんのサイトでは、セサミンだけの含有量は、ゴマ全体の1.0〜1.5%になっています。