多くの愛用者がいる乳酸菌(サプリメント)の、効果や副作用をわかりやすく解説しています。!

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乳酸菌とは

腸内の善玉菌

ヨーグルトでもおなじみの乳酸菌は、食べ物に含まれるブドウ糖を分解して、乳酸や酢酸を作りだす細菌の総称です。

ある特定の細菌のことではなく、同じような働きをする数十種類の細菌の仲間を、乳酸菌と呼んでいます。

例えば、ラブレ菌やヤクルト菌、ブルガリア菌が代表的な乳酸菌で、チーズやヨーグルトの発酵にも、利用されています。

乳酸菌は健康や美容に良いので、”善玉菌”と呼ばれています。腸内に善玉菌が多くなると腸の働きを高め、いろいろな効果が期待できます。

一方、健康に悪影響を与える腸内の細菌は、”悪玉菌”と呼ばれています。乳酸菌などの善玉菌が減って、悪玉菌が増えると免疫力が低下して、大腸ガンやウイルスによる病気のリスクが高くなります。

性質や効果

主な性質

乳酸菌は、乳酸や酢酸を作り、腸の内部を弱酸性に保つ性質があります。もし、ウイルスや病原菌が腸に侵入してきても、腸が酸性になっているので、増殖することができません。

同じように、悪玉菌が増えるのも抑えるので、腸の働きを高める役割りもしています。

腸の内部は弱酸性で、それ以外は弱アルカリ性が保たれている状態が、健康を維持するための条件ともいえます。

乳酸とは、腸を弱酸性に保つ役割りをするもので、運動やスポーツをしたときも、筋肉の内部に出来きます。

酢酸とは、調理に使うお酢の酸味成分で、殺菌作用があり、ウイルスや病原菌の侵入を防ぎます。酢酸は、主にビフィズス菌によって作られます。

腸内の乳酸菌(善玉菌)は年齢とともに減少し、それに伴って、悪玉菌が増えてくるので、食べ物やサプリメントで補うようにしたいものです。

ちなみに、赤ちゃんの場合、離乳期までは腸内の8〜9割が、ビフィズス菌であるという調査結果もあります。

主な効果

乳酸菌は、腸内で有効に働くことで、次のような効果があります。

  1)腸内の環境を整える・・・善玉菌を増やす
  2)便秘や下痢の改善
  3)免疫力を高める
  4)コレステロールを減らす
  5)アトピー性皮膚炎の改善など

詳細については、乳酸菌の効果・効能をご覧ください。

摂取量について

乳酸菌は、ヨーグルトなどの発酵食品を作るのに利用され、過剰摂取しても副作用の心配はありません。

このため、具体的な摂取量の目安はなく、お好みに応じて摂取するのがよいでしょう。特に、乳酸菌は便秘でお悩みの方や、子どもの下痢には、効果が高いので、少し多めに摂取しても、良いといわれています。

ただ、継続しないと効果が期待できないので、毎日、定期的に摂取するのがポイントです。

なお、病気の治療のために、抗生物質を使用している場合は、乳酸菌などの腸内細菌がかなり減少することを、覚えておくとよいでしょう。

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