手軽に摂取できるサプリメント(マイタケ)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

サプリメントの効果と副作用マイタケ(舞茸)>効果・効能1

マイタケ(舞茸)の効果・効能1

マイタケは、ガンをはじめ糖尿病、高血圧、肥満などを改善する効果があります。特に、ガンに対する効果はよく知られており、その仕組みについては、かなり研究が進んでいます。

抗ガン作用

前ページのマイタケ(舞茸)とはでもご紹介しましたが、マイタケには、タンパク質や糖質、ビタミンB群、D、ミネラル、β-グルカンなど、多くの有効成分が含まれています。

この中で、特にガンに効果があるのは、グルカンという成分です。
ちょっと専門的になりますが、グルカンというのは、ブドウ糖をはじめとする多糖類の総称のことです。

キノコに含まれるものは、β-グルカンと呼ばれ、マイタケにはβ-グルカンと同じ仲間である”D-フラクション”が含まれています。

このD-フラクションが、ガン細胞を小さくしたり、ガンの進行を抑える効果が高いことが、確かめられています。

食事やサプリメントで、マイタケを摂取すると、D-フラクションが免疫力を高めるので、効果が発揮されます。

具体的には、
体内のヘルパーT細胞を増やし、マクロファージやNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化され、これらがガンを活発に攻撃するようになります。

ヘルパーT細胞は、マクロファージからガン細胞の情報を受け取ると、ガンを直接攻撃するキラーT細胞を増やす効果があります。

マクロファージは、ガン細胞を見つけると、マクロファージの中に取り込んで食べてしまう効果と、ガンの情報をリンパ球に、伝える役割りを持っています。

またNK細胞は、常に体内を循環しながら、ウイルスやガン細胞を見つけると、すぐに攻撃して殺す細胞です。
(実際の免疫の仕組みは、これよりももっと複雑になっています。)

わかりやすくいうと、マイタケを摂取することで、人間に本来備わっている免疫力が、十分に引き出されるので、ガンに対する効果が期待できるのです。

抗ガン作用の臨床例

ここでは、ガン患者さんの臨床例を、一つご紹介しておきましょう。

臨床の対象となったのは、20〜50歳代の方で、マイタケを長期間、継続して摂取したときの結果です。

それによると、肺ガンや乳ガン、肝臓ガンの患者さんでは、約58〜69%の割合で、ガン細胞が縮小したり、進行が遅くなったという効果が確認されています。

(ただし、胃ガンや白血病の場合に効果があったのは、約10〜20%と割合が低くなっています。)

また、抗ガン剤とマイタケを併用すると、抗ガン剤だけを使用したときに比べ、免疫力が20〜60%高まる効果も確認されました。

そして、抗ガン剤による、吐き気や脱力感、脱毛などの副作用を、軽くする効果もあったということです。

つまり、マイタケと抗ガン剤を両方併用して摂取することで、ガン治療に対して、相乗効果が期待できるのです。

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