健康や美容に役立つサプリメント(カルシウム)の、効果や副作用をわかりやすく紹介しています♪

サプリメントの効果と副作用カルシウム>摂取量

カルシウムの摂取量

1日あたりの目安

カルシウムをどのくらい摂ればいいのか、公的機関から公表されたのが下表です。1日あたりの摂取量について、性別と年齢別に3つの基準が、定められています。単位はmg(ミリグラム)で、1g=1000mgです。

<カルシウムの1日あたりの摂取量>
年令 18〜29才 30〜49才 50〜69才 70才以上
男性 目安量 900 650 700 750
目標量 650 600
上限量 2300
女性 目安量 700 600 700 650
目標量 600 550
上限量 2300

■目安量
十分なデータや科学的根拠が得られないときに、その年齢の人が健康を維持するのに、必要と考えられるカルシウムの摂取量のことです。

■目標量
生活習慣病を予防するために、これくらいは摂っておきたい摂取量のことです。

■上限量
副作用の問題が起きない、上限の摂取量のことです。カルシウムは、一時的に上限量を超えて摂取しても、副作用のリスクは低くなっています。

日本人はどれくらい摂取しているのか?

ある調査で、日本人のカルシウムの摂取量は、ここ40年以上、健康を維持するには不十分であるという結果がでています。

1970年〜2000年の間は、1日あたりの摂取量は、男女とも平均550mg前後で、それ以前はもっと少なくなっていました。550mgというと、上表の目標量よりも不足していることになり、日本人は、慢性的なカルシウム不足といわれています。

最近になってようやく、骨粗しょう症がテレビや新聞で取り上げられ、カルシウムの重要性が、見直されるようになりました。

実際、骨粗しょう症で悩んでいる方は、摂取量を増やすために、食事を工夫したり、サプリメントを利用することが多くなっています。

しかし、気をつけたいのは、食品からの摂取量が同じであっても、年齢によって骨に貯えられる量が違うということです。

カルシウムは、体の成長に伴って骨に貯えられ、骨密度が増えることで、骨が丈夫になります。骨密度がピークになるのは20才頃で、それ以降は少しずつ減少していきます。(たとえ、カルシウムの摂取量が、毎日同じであっても)

そして、年を重ねるごとに、減少量が多くなるので、高齢になるほど骨粗しょう症が起こりやすくなります。

つまり、若い頃に十分なカルシウムを摂取して、丈夫な骨を作っておかないと、年を取ると、骨がもろくなる可能性が高いのです。

「自分は若いから、骨粗しょう症なんて関係ない。」と思って、食事をおろそかにしていると、後で後悔することになります。

不足すると?

カルシウムが長期的に不足すると、骨粗しょう症になることは、よく知られています。しかし、それだけではなく、いろいろな欠乏症が起こってきます。

例えば、
  ・高血圧や動脈硬化
  ・肥満や糖尿病
  ・心臓病
  ・認知症

などがあります。

摂取量の不足がすぐに、これらの病気につながるわけではありませんが、一つの引き金になる可能性は十分あります。

カルシウムは、骨だけでなく血液の中にも含まれ、これを”機能カルシウム”と呼んでいます。これが、欠乏症を予防したり、体の様々な働きをサポートしています。
詳しくは、カルシウムとはをご覧ください。

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