多くの愛用者がいるイソフラボンのサプリメントの、効果や副作用をわかりやすく解説しています。

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イソフラボンの効果・効能2

前ページ、効果・効能1の続きです。

ガンの予防

最近のイソフラボンの臨床研究では、ガンを予防する効果効能が注目されています。

イソフラボンは、以前から様々な臨床研究が行われ、WHO(世界保健機関)でも、イソフラボンの摂取量が多いと、ガンになる割合が低いことが、確かめられています。

ガンの中でも、男性では前立腺ガン、女性では乳ガンを予防する効果が高くなっています。

男性の場合

イソフラボンは、エストロゲン(女性ホルモン)と同じような効果があり、これが男性の場合も有効に働いて、前立腺ガンを予防することがわかっています。

前立腺ガンは、男性ホルモンが過剰に分泌されたときに発病することが多く、イソフラボンの効果によって、男性ホルモンが調整されると考えられています。

実際、イソフラボンが多く含まれる大豆食品を、よく食べる男性(数万人)を、10年以上、追跡調査した結果が報告されています。

それによると、前立腺ガンの発症率が、一般の人に比べ約50%も低くなっています。また、前立腺ガンだけでなく、胃ガンの発症率や死亡率も、同じように半減しています。

女性の場合

女性の場合は、イソフラボンの効果によって、乳ガンの発症率が約1/2〜1/3に減ったという報告があります。これは、厚生労働省が約10年ほどかけて行った、追跡調査によって、明らかにされた結果です。

乳ガンは、何らかの原因でエストロゲンの分泌が過剰になったときに、発症するケースが多くなっています。

イソフラボンは、エストロゲンが減少したときは、それを補う効果があり、その逆にエストロゲンが過剰になったときは、エストロゲンの働きを抑える効果があります。

このように、イソフラボンは、エストロゲンの量を上手く調整してくれる、たのもしいサプリメントなのです。

また、天然の成分なので、副作用やアレルギーの心配も、ほとんどありません。
(大豆アレルギーの人や医薬品を服用している場合は、副作用が起こることもあります。)

摂取量について

1日の摂取量

1日あたりの摂取量の目安は、イソフラボンの種類によって、以下のようになっています。

1)イソフラボン・アグリコン
体内に吸収されやすいタイプで、サプリメントで使用されることが多いです。1日あたりの摂取量の上限は70〜75mgです。
これは、厚生労働省による数値で、これを守れば副作用の心配はありません。

なお、特定保健用食品(トクホ)の場合は、通常の食事からの摂取量も考慮して、イソフラボン・アグリコンに換算して、1日あたり30mgが上限になっています。

2)イソフラボン・グリコシド
食品に多く含まれるタイプで、1日あたりの適量は約50mgです。1)のイソフラボン・アグリコンより、吸収率が低いので、これより少し多く摂っても、副作用の心配はありません。
食品から摂るなら、1日あたり納豆で約55g(1パック)、豆腐で約100g(半丁)になります。

*まとめると、効果が期待でき、安心できる摂取量は次のようになります。

  ・サプリメント(イソフラボン・アグリコン)で、70〜75mg・・・上限
  ・食品(イソフラボン・グリコシド)で、約50mg・・・適量
  ・特定保健用食品で、30mg・・・上限

摂取期間

更年期障害、骨粗しょう症、動脈硬化、ガンなどの予防、改善を目的とする場合は、継続して摂取することで、効果が高まります。

短くても半年以上は、サプリメントや食事で摂取するのがよいでしょう。

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