手軽に摂取できるサプリメント(ヒアルロン酸)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

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ヒアルロン酸|注入の具体例

ヒアルロン酸を体に注入する方法は、プチ整形や関節痛の緩和など、美容と健康の両方で、効果が期待できます。

関節や豊胸のために胸に注入する場合は、粒子(分子量)が大きい、高分子ヒアルロン酸が使われます。

また、顔の美容目的で注入する場合は、粒子の小さい低分子ヒアルロン酸が使われます。
ここでは、具体的なヒアルロン酸の注入について、取り上げました。

プチ美容整形

従来の美容整形は、お金も時間もかかり、患者さんの負担が大きかったのですが、ヒアルロン酸の注入による方法は、負担がずいぶん軽くなりました。

最近、よく行われているヒアルロン酸の、プチ美容整形には以下のものがあります。

豊胸(バストアップ)

豊胸というと、今までは生理食塩水やシリコンが使われていましたが、最近は注射によるヒアルロン酸の注入が、多くなっています。副作用が起こるリスクが低く、女性には人気があります。

皮膚(胸)の深い部分に、粒子の大きい高分子ヒアルロン酸を注入する方法で、効果は約1年〜2年ほど持続します。

詳細については、ヒアルロン酸の豊胸手術(バストアップ)をご覧ください。

シワ取り

目じりの横ジワやみけんの縦ジワ、小鼻から口のかけての法令線のシワなどは、その部分に、直接ヒアルロン酸を注入して、目立たなくすることができます。
一番、繊細な部分なので、粒子の小さい低分子ヒアルロン酸が使われます。

ただ、このタイプのヒアルロン酸は、体内での分解が早いので、効果が持続するのは約2〜6カ月ほどです。
また、クリニックの担当医の技量も、かなり効果に影響があります。

鼻筋を通す、鼻を高くする

実際の効果を、鏡をみながら確認できるので、希望する部分にヒアルロン酸を、何回か注入して鼻の整形ができます。

シリコンを挿入する従来の美容整形と違って、違和感もなく手術にも時間がかかりません。

あご、首筋、ニキビ後など

上記以外でも、ヒアルロン酸が注入できる部分は、美容整形が可能です。注入する場所によって、粒子の違うヒアルロン酸が使い分けられています。

健康面

健康面で関わってくるのが、体の中でヒアルロン酸が多く含まれる、関節や眼です。

リウマチ、関節痛の治療

ひざや腰などの痛みは、とてもつらいものですが、高分子ヒアルロン酸を注入すると、症状が緩和されます。

人間の関節は、関節液と軟骨によって、円滑に動かすことができますが、関節液が不足したり軟骨が擦り減ってしまうと、痛みが出てきます。

ヒアルロン酸を注入すると、関節液が多くなるので、関節で骨と骨が触れることがなく、痛みも起こりません。

ヒアルロン酸が多く含まれる関節液は、年令を重ねると減少量が多くなるので、サプリメントで継続して摂ることも必要になります。
(減少量が多いのは、特に50才以降)

眼の健康、ドライアイ対策

私達は眼球を自由自在に動かすことで、物を見ていますが、これを支えているのが涙やヒアルロン酸を多く含んだ体液です。

ヒアルロン酸が不足すると、”眼が乾く”いわゆるドライアイになって、眼がとても疲れて視力も低下します。
こんなときはドライアイ対策用の、ヒアルロン酸配合の目薬が効果的です。

物を見るためには、外からの光を眼の中にある網膜に、上手くピントを合わせる必要があります。これは、眼球の球形を保つ、硝子体の役割りですが、ヒアルロン酸は、ここにも大量に含まれていて、眼の機能を維持しています。

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