手軽に摂取できる発芽玄米の効果を、やさしく解説しています♪

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玄米と発芽玄米の違い

玄米発芽玄米は、見た目はほとんど変わりませんが、栄養価をはじめ、いろいろな違いがあるので、それをわかりやすく表にしました。また、共通点も取り上げています。

性質の違い

発芽玄米 玄米
形状 玄米を水に数日につけて、0.5〜1.0ミリほど発芽させたもの。 収穫されたお米から、もみ殻を取っただけ。
食べ
やすさ
発芽させてあるので、表面が比較的柔らかく、食べやすい。
食感は白米に近く、抵抗なく食べられる。
   ▼
普通の炊飯器で炊ける
発芽玄米と違い、表面が硬いので、食べにくく食感がよくない。
   ▼
玄米用の炊飯器(圧力炊飯器)が必要
含まれる
主な
栄養分
・タンパク質、脂質、炭水化物
・ビタミン類
  (A、B1、B2、B6、Cなど)
・ミネラル類
  (カルシウム、リン、鉄など)
食物繊維
ギャバ(GABA)
  玄米の数倍の含有量
含まれる栄養分の種類は、発芽玄米とほぼ同じ。
しかし、栄養分の含有量が少ない。
特徴 発芽させることで、含まれる栄養分の吸収率が良くなる。
特に、ミネラルの吸収率の向上が高い。
価格は、玄米よりも高価。
栄養分の吸収率は、良いとはいえない。
玄米は、発芽玄米に比べ低価格で購入できる。
効果
効能
・コレステロールの低下
・血糖値を下げ糖尿病を予防
・高血圧の改善
・その他
発芽玄米と同じような効果があるが、栄養分の含有量と吸収率が低いため、効果は劣る。

市販されている発芽玄米は、ちょっと値段が高いので、まずは値段が手ごろな、玄米から試してみてはどうでしょう。

玄米の食感や味が苦手という方は、7分つきくらいのお米から、始めるのもよいでしょう。7分つきくらいであれば、比較的食べやすく、精米した白米より栄養価も高いのでオススメです。

共通点

副作用

玄米や発芽玄米と、他のサプリメントを併用して摂取しても、副作用はほとんど起きません。また、病気の治療のために、医薬品を服用しているときに、併用して摂取した場合も、副作用の心配はありません。

ただ両方とも、食物繊維が多く含まれているので、便通が良くなり便が柔らかくなる傾向があります。

その他の成分

次の2つの成分は、玄米と発芽玄米の両方に含まれる成分で、次のような効果があります。

<フィチン酸>
抗酸化作用と、有害物質を排出する効果があります。ただし、ミネラルの吸収を低下させる働きがあります。

玄米の場合は、ミネラルとフィチン酸が結合した状態で含まれているので、吸収率はよくありません。しかし、発芽玄米の場合は、ミネラルが単独で含まれているので、吸収率が良いのです。

<フェルラ酸>
抗酸化作用と殺菌作用があり、紫外線を吸収して、皮膚を保護したりシミを予防する効果があります。

*抗酸化作用とは、運動やストレス、過労などで体内に出来る活性酸素を、減らす効果のことです。活性酸素が多くなると、体の正常な細胞を傷つけて、老化や病気の原因になります。