多くの愛用者がいるギャバ(GABA)|サプリメントの、効果や副作用をわかりやすく解説しています。

サプリメントの効果と副作用ギャバ(GABA)>効果、効能2

ギャバ(GABA)の効果、効能2

前ページ、効果・効能1の続きです。

高血圧の改善

ギャバ(GABA)は、脳や脊髄に多く含まれ、血圧を下げて高血圧を改善する効果があります。血圧を下げるには、いろいろな方法があり、ギャバの場合は、以下の3つによって、血圧を下げています。

ノルアドレナリンを抑える

ギャバ(GABA)は、血管を収縮させる”ノルアドレナリン”の分泌を、抑える効果があります。血管が収縮して、血管の内部が狭くなるほど、血圧が高くなるので、できるだけ血管を拡げ、血行を良くするのが、高血圧の予防や改善につながります。

*ノルアドレナリンとは
神経伝達物質と呼ばれるホルモンで、分泌が適量であれば、やる気や意欲を高める効果があります。
しかし、分泌が過剰になると不安症が起こり、逆に不足すると、うつ病が起こることが知られています。

血管の運動神経に働きかける

ギャバ(GABA)は、血管の運動をコントロールする神経を調整して、血管を拡げ血圧を下げる効果があります。

上記のノルアドレナリンを抑える場合は、分泌量を少なくしてその結果、血圧を下げます。つまり、間接的な効果といえます。

しかしギャバは、それと同時に血管の運動をコントロールする神経にも、直接、働きかけるので、より確実に高血圧を改善する効果があるのです。

利尿効果を高める

上記以外にもギャバ(GABA)には、腎臓(じんぞう)の働きを高める効果があり、これも高血圧の改善につながります。腎臓は、血液をろ過する臓器で、血液の中の老廃物や余分な塩分を、取り除いて体外に排出します。

わかりやすくいうと、高血圧の大きな原因である塩分を減らすと同時に、血液をきれいにすることで、血圧を下げています。

またギャバは、血圧が正常な場合は、それ以上血圧を下げることがなく、高血圧の場合だけ、血圧を下げる効果があります。ギャバを摂りすぎても、血圧が大きく変化して、悪い影響がでる心配がありません。

摂取量

1日の摂取量

サプリメントでギャバ(GABA)を摂る場合、摂取量の目安は、1日あたり約50〜100mgです。また、特定保険用食品(トクホ)の場合は、1日あたり約10〜20mgが効果的な摂取量になっています。

ギャバは、アミノ酸の仲間なので、サプリメントあるいは、トクホで過剰に摂取しても、副作用の心配はありません。

摂取期間

繰り返しになりますが、ギャバ(GABA)はアミノ酸の仲間なので、一般の薬のように即効性はありません。
長期間、継続して摂取することで、徐々に効果が現れてきます。

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