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サプリメントの効果と副作用ビタミンB群>・・・とは

ビタミンB群とは

同じ仲間の総称

ビタミンB群は、その名称からも連想できるように、同ような働きや効果を持つビタミンの仲間を、総称した呼び名です。

現在、正式に認められているビタミンは、全部で13種類あり、その中のビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、葉酸、ナイアシン、ビオチンの8つを指して、”ビタミンB群”と呼んでいます。

それぞれの働きや効果を比べると、いろいろ違いがありますが、共通点が1つあります。それが”補酵素”と呼ばれるものです。

「補酵素・・・??」

「今まで、一度も聞いたことがないなあ。」

「本当に健康に必要なビタミンなの?」

と思う方も多いことでしょう。

では”酵素”という名称はどうでしょう。
これは、一度は聞いたことがあるのでは?

例えば・・・・、そう、消化酵素がありますね。

食べ物を食べたときは、含まれる栄養分を体に吸収するために、食べ物を消化する酵素が必要になります。

しかし、実際は消化酵素だけでは、栄養分を消化、吸収するのは、むずかしいのです。そこで登場するのが、ビタミンB群=補酵素です。

ビタミンB群は、酵素で食品を消化するのを助け、効率よく栄養分を吸収できるようにします。ちょうど、自動車や機械で使われる潤滑油の働きをするので、補酵素と呼ばれています。

もちろん、8種類あるビタミンB群の全てが、食品の消化を助けるわけでなく、それぞれのビタミンごとに、補酵素としての役割りが決まっています。

補酵素の働きの具体例

ビタミンB群の1つである葉酸は、体の細胞分裂を行っている酵素を助ける働きがあります。もし、葉酸が不足すると、細胞分裂がスムーズに行われず、正常な赤血球が減って貧血が起きたり、発育期の子どもの成長障害が起きたりします。

また、ビタミンB1は、ご飯やめん類に含まれる糖質(炭水化物)を、効率よくエネルギーに変えるときに活躍します。

ビタミンB1を十分摂取することで、疲労回復を早めたり、神経機能を正常に保つ効果があります。

昔から”土用の丑の日”に、夏バテ解消のために、うなぎの蒲焼きを食べるのは、ビタミンB群が多く含まれているからなのです。

(昔の人は、ビタミンなんて知らないはずですが、ちゃんと体に良い食べ物がわかったんですね。まさに生活の知恵!)

このように、ビタミンB群は酵素を助けて、体の代謝を良くする効果があり、健康を維持する上では、なくてはならない栄養素です。

しかし、これらを食べ物から、一つ一つ摂取するのは、めんどうでもあり現実的ではありません。そこで、市販のサプリメントでは、8種類あるビタミンB群をバランスよく配合したものが、いろいろ販売されています。

*参考
代謝とは、食品の消化をはじめ、エネルギーを作ったり、アミノ酸から細胞を再生するなど、体内で行われる全ての化学反応のことを指しています。

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