健康や美容に役立つサプリメント(ウコン)の、効果や副作用をわかりやすく紹介しています♪

サプリメントの効果と副作用ウコン>効果・効能

ウコンの効果・効能

肝臓の機能を強化

以前から肝臓病の治療薬として使用されてきたウコンは、肝臓の機能を高めてて、肝臓の炎症を抑える効果があります。

特に、C型肝炎の患者さんには、クルクミンを多く含むウコンが処方されてきました。

このクルクミンは、ウコンに含まれる有効成分で、胆汁の分泌を良くする効果と、肝臓の解毒作用を高める効果があります。これによって肝臓の機能を強化します。

肝臓のトラブルやお酒(アルコール)の飲みすぎで、肝臓に負担がかかると、胆汁の分泌が低下することが知られています。

悪くなった胆汁の分泌は、さらに肝臓に負担をかけるという悪循環になりますが、サプリメントでウコンを摂取することで、この悪循環をなくす効果があります。

また、胆汁はコレステロールを原料にして作られるため、ウコンによって胆汁の分泌が盛んになれば、その分コレステロールが消費されるので、生活習慣病を予防する効果も期待できます。

抗酸化作用

ウコンに含まれるクルクミンは、胃や腸で吸収されるときに”テトラヒドロクルクミン”という、非常に抗酸化作用が強い物質に変化します。

これによって、血液中の悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防する効果がわかっています。

*抗酸化作用とは、”活性酸素”を取り除く効果のことです。人間が栄養分を酸素で燃やしてエネルギーを作るときには、必ず体内に活性酸素ができます。
この活性酸素が少量であれば問題ないのですが、大量にできると細胞を傷つけて、老化や病気の原因になります。

抗ガン作用

ウコンに含まれるクルクミンには、大腸ガンをはじめ、膵臓(すいぞう)ガン、肺ガン、前立腺ガンなどの進行を、抑える効果があります。

ヨーロッパや米国では、いろいろなガンの臨床研究が進んでおり、クルクミンがガンの成長をうながす特殊なタンパク質の働きを、弱める効果が発見されています。

ただ、まだ研究段階なので、どうしてガンを抑える効果があるのか、その詳しい仕組みは、はっきり解明されていません。効果についても個人差があり、全ての人に効果があるとは限りません。

抗菌作用

ウコンに含まれる精油成分(エッセンシャルオイル)は、健康上のトラブルを引き起こす病原性の大腸菌や、胃かいようの原因であるピロリ菌を、減らす効果があります。

ただ、市販されているウコンのサプリメントは、精油成分の含有量が多い商品は少なく、クルクミンの含有量が多いサプリメントが多くなっています。

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