多くの愛用者がいるセントジョーンズワートのサプリメントの、効果や副作用をわかりやすく解説。
サプリメントの効果と副作用>セントジョーンズワート>・・・とは セントジョーンズワートとは名前の由来セントジョーンズワートは、日本ではハーブやサプリメントとして使われていて、日本名を「セイヨウオトギリソウ」といいます。 古くは、ヨーロッパで自生していましたが、今ではアメリカの草原にも自生しています。 セントジョーンズワートは、キリスト教の聖ヨハネが殉教したときに、その血液から芽生えたと言い伝えられています。実際、花びらをすりつぶすと、赤い液体が出てきます。 このため、セントジョーンズワートには”聖ヨハネの草”という意味があり、聖ヨハネの「セント・ジョン(英語名)」から、この名前で呼ばれています。 ヨーロッパでは、中世の頃から”うつ”で悩む人や切り傷、やけどなどの治療薬に利用されていました。 昔は”うつ”は、人に悪魔が乗りうつって起こる病気と考えられ、セントジョーンズワートは、うつを改善する効果が高いことから、「悪魔ばらいのハーブ」とも、呼ばれることもありました。 使用例セントジョーンズワートは、サプリメントと医療薬の両方で使用され、”うつ”の改善や治療の他に、精神を安定させたり、ストレス解消、リラックスなどの効果があります。 うつの改善、治療セントジョーンズワートの、元々の自生地であるヨーロッパでは、医薬品として”うつ”の改善、治療に利用されています。 特にドイツにおいては、まだ全て解明されていないセントジョーンズワートの効果、効能の研究が続けられています。 うつの治療には、人工的に合成された薬(抗うつ剤)もありますが、副作用の可能性が高くなります。 それに比べ、天然のハーブであるセントジョーンズワートは、たとえ長期間使用しても、依存性がなく、副作用がほとんどありません。 それでドイツでは、1年間に300万件以上”うつ”の治療に、セントジョーンズワートが使われていて、人工的な抗うつ剤の使用例を、大幅に上回っています。 ただ、”うつ”の治療効果があるのは、軽症〜中症のケースで、重度の”うつ”の場合は、人工の抗うつ剤の使用が多いようです。 うつの臨床例ドイツで、1990年代に行われたセントジョーンズワートを使った、”うつ”の臨床結果がありますので、ここで取り上げておきます。 <条件> <臨床結果> このように、わずかな例を除いて、ほとんどの人がセントジョーンズワートの効果を、感じることができたという報告が出ています。 他の臨床では、違った結果もでていますが、この臨床では、対象になった人が3000名もいるので、かなり信頼できるといえるでしょう。 リラックス、精神安定、ダイエット効果セントジョーンズワートは、脳の神経の伝達をスムーズにして、精神を安定させ気分をリラックスさせる効果があります。 特にアメリカでは、これを目的に使用されることが多く、セントジョーンズワートの多くが、サプリメントとして販売されています。 また最近の研究では、食欲を抑える効果が発見され、ダイエットに有効だということで、日本での愛用者が少しずつ増えています。 次ページ→セントジョーンズワートの効果・効能1 |
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