健康や美容に役立つサプリメント(αリポ酸)の、効果や副作用をわかりやすく紹介しています♪

サプリメントの効果と副作用αリポ酸>効果・効能1

αリポ酸の効果・効能1

抗酸化作用・・・アンチエイジング

α(アルファ)リポ酸の抗酸化作用というのは、老化の進行を早めたり、いろいろな病気の原因になっている”活性酸素”を、減らす効果のことをいいます。

人間は、食べ物から摂った栄養分を、酸素を使って燃やすことで、エネルギーを作り出しています。

このとき必ず出来てしまうのが活性酸素です。この活性酸素は、体内の細菌やウイルスを、取り除く良い効果があります。

しかし、増えすぎてしまうと、健康な細胞を攻撃して酸化させ、老化を早めたり細胞の機能を低下させる、悪い効果もあります。

例えば、新鮮なくだものをしばらく放置しておくと、空気中の酸素で酸化されて、だんだん腐ってきますね。これと同じことが、私達の体の中でも起こるのです。

αリポ酸は、体内の活性酸素を退治して、細胞を酸化から守る効果があるので、抗酸化物質とも呼ばれています。

抗酸化物質には、αリポ酸の他にも、ビタミンCやE、コエンザイムQ10、ポリフェノールなどがあります。この中でαリポ酸が一番、抗酸化作用が強く、ビタミンCやEの数百倍とも言われています。

αリポ酸の特徴は、具体的に以下の4つがあります。

水にも脂にも溶ける

αリポ酸は、水に溶ける性質(水溶性)と、脂に溶ける性質(脂溶性)の両方があるため、体のいたるところで、活性酸素を減らす効果があります。これは、αリポ酸の大きな特徴の一つで、他の抗酸化物質ではあまりみられません。

例えば、ビタミンCは水溶性で、主に血液や体の細胞の周りを満たしている体液などで、効果を発揮します。また、ビタミンEは脂溶性で、主に細胞膜や細胞の内部で効果を発揮します。

わかりやすくいうと、水溶性は細胞の外、脂溶性は細胞の内部というように、働き場所が違うのです。

しかし、αリポ酸は細胞の外部と内部の両方で、活性酸素を退治する効果があります。

他の抗酸化物質を再生

ビタミンCやE、コエンザイムQ10などは、活性酸素を退治するたびに消費されます。αリポ酸は、消費されたこれらの抗酸化物質を、再生させる効果もあります。

例えば、αリポ酸を毎日150〜200mg摂取して、1カ月後に、体内のビタミンCやEを測定すると、約1.6〜2.0倍に増えることが、確かめられています。

つまり、体内のビタミンCやEが不足していても、αリポ酸を摂ることで、抗酸化物質を補う効果があるのです。

自分で再生

αリポ酸は、活性酸素によって消費された場合でも、改めて自己再生して、抗酸化力を回復する効果があります。

活性酸素を退治すると、一時的に体内のαリポ酸は減少するのですが、時間がたつと元に戻るという、とても都合の良い性質があります。

グルタチオンを増やす

グルタチオンとは、3種類のアミノ酸が結合した成分で、抗酸化作用やデトックス作用(毒素排出)、肝臓の機能を高める効果があります。

αリポ酸は、このグルタチオンを増やす効果があることも、わかっています。

*このように、αリポ酸の抗酸化作用は多様で、体全体の活性酸素を、まんべんなく、しかも効率的に減らします。アンチエイジング(抗老化)や生活習慣病の予防には、おすすめのサプリメントです。

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