多くの愛用者がいるサプリメント(にんにく)の、効果や副作用をわかりやすく解説しています。

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にんにくの効果・効能

にんにくは、昔から世界中で愛用されており、含まれる有効成分の多さから、様々な効果、効能があります。よく知られている、にんにくの具体的な効果には、以下のものがあります。

疲労回復

にんにくに含まれる”アリシン””スコルジニン”という有効成分は、ビタミンB1の働きを高めて、疲労回復に効果があります。

ビタミンB1は、糖質(炭水化物)からエネルギーを作りだす働きをしているため、ビタミンB1の働きが高まると、体内の疲労を早く回復させる効果が、期待できるのです。

また、アリシンはビタミンB1と結びつくと、”アリチアミン”という有効成分に変わり、肝臓に貯えられます。このため、にんにくを摂取すると、疲労を回復させる効果が長続きします。

抗ガン作用

にんにくには、ガンの進行を抑えたり、予防する効果もあります。ガンに有効なのは、主に”アリシン””硫化アリル”という成分で、体の免疫力を高めることで、抗ガン作用を発揮します。

一般的に、ネギやにんにくを、よく食べる人にガンが少ないとされるのは、硫化アリルの効果が大きいといわれています。

いくつかの臨床研究で、にんにくは、特に胃ガンや大腸ガンに効果が高いという報告もあります。

動脈硬化や高血圧の改善

にんにくを加熱調理してできる”アホエン”という有効成分は、動脈硬化にとても効果があることがわかっています。

ある臨床研究では、280名の動脈硬化の患者さんが4年間継続して、にんにくを摂取した結果を、追跡調査したところ、約80%の方で動脈硬化に、はっきりした効果があることが確認されました。

また、高血圧の臨床研究では、にんにくのサプリメントを、3カ月間、継続して摂取したところ、血圧が平均で19〜21(mmHg)低くなったことも、確かめられています。

コレステロールを低下させる

にんにくに含まれる”スコルジニン”という有効成分は、血液中の余分なコレステロールや中性脂肪を、排出する効果があります。

これによって、動脈硬化をはじめ、脳こうそく、脳内出血、心筋こうそくなどの予防や改善につながります。

また、スコルジニンは血液を固まりにくくする働きがあり、血液をサラサラにする効果もあり、にんにくの大きな特徴の一つになっています。

ただし、血栓を予防するために、ワーファリン(医薬品)を服用している場合に、にんにくを食べ過ぎると、出血したときになかなか血が、止まらなくなる副作用があるので注意しましょう。

殺菌作用

にんにくは、強い殺菌作用があり、チフス菌やコレラ菌、あるいは胃潰瘍や胃ガンの原因とされるピロリ菌にも、有効だと考えられています。

また、生の魚料理や肉料理に、にんにくを使うと味を良くするだけでなく、殺菌作用によって、料理に雑菌が増えるのを防ぐ効果もあります。

ちょっと変わった使い方として、にんにくの”おろし汁”を、水虫や田虫(たむし)に何度か塗ると完治するので、薬が普及していなかった昔は、よく使われていたようです。

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