多くの愛用者がいる納豆菌(サプリメント)の、効果や副作用をわかりやすく解説しています。!

サプリメントの効果と副作用納豆菌(ナットウキナーゼ)>効果・効能

納豆菌(ナットウキナーゼ)の効果・効能

血栓を予防して血液をサラサラにする

納豆菌(ナットウキナーゼ)は、血管内に血栓が出来るのを予防したり、すでにある血栓を溶かす効果があります。

納豆菌のこの効果によって、血栓が原因で起こる心筋こうそくや脳こうそく、脳内出血の予防につながります。

血栓というのは、血液がドロドロの状態だと出来やすい血の固まりのことで、血液の流れを悪くするだけでなく、悪化すると血管から出血することもあります。

納豆菌は、血液をサラサラにして、血栓をなくす効果があるので、全身の血行も良くなります。このため、上記の病気の他にも、肩こりや冷え性、高血圧などの改善にも効果が期待できます。

納豆1パック(約50g)を食べるだけで、血栓症の治療に使用されている医薬品(ウロキナーゼ)の1回分と、同じ働きをするということです。

(納豆というと、あのネバネバが特徴ですが、それが消化吸収されると、血液をサラサラにするのは、ちょっと不思議な感じがしますね。)

ただ、納豆菌で一つ気をつけたいことがあります。それは、摂取してから効果が持続するのは、短くて約4時間、長くても約12時間が限界です。

これは、納豆を食べてもサプリメントを摂取しても同じなので、毎日、定期的に摂取することが、納豆菌の効果を利用する上でのポイントになります。

なお、血栓で起こる脳内出血や脳こうそく、心筋こうそくは、夜間から早朝にかけて、発症するケースが多くなっています。納豆菌の効果の持続時間からすると、納豆やサプリメントからの摂取は、朝食よりも夕食の方が良いといえます。

腸の働きを整える

納豆菌は、食事の一品として納豆を一緒に食べたり、食後すぐにサプリメントで摂取すると、胃で分解されることが少なく、そのまま腸まで届く性質があります。

腸に届いた納豆菌は、善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)を増やし、悪玉菌を減らす効果があります。このため、発ガン物質や毒素などを減らし、体外に排出するので、病気の原因を取り除きます。

また、小腸でアミラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼと呼ばれる消化酵素を作り、栄養分の消化、吸収を助ける効果もあります。

このように納豆菌は、腸の環境を整え働きを高めるので、下痢や便秘などの改善にも役立ちます。

免疫力のアップや消毒作用

納豆菌は、ガン細胞の増殖を抑える効果も、知られています。これは体内の免疫細胞の働きを高める、”インターフェロン”という物質の分泌を、盛んにするためと考えられています。

また、納豆菌は消毒作用もあり、体内に侵入してきたウイルスや病原菌の増殖を抑えたり、死滅させる効果があり、外敵から体を守る働きもあります。

ちなみに、納豆菌を配合した医薬品は、牛や豚などの免疫力向上のためにも使用されています。中でも、O-157の細菌に対して、効果が高いことで注目されています。

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