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コラーゲンとヒアルロン酸
コラーゲンとヒアルロン酸は、体のいたるところに含まれる成分で、健康を維持したり、美容面で良い効果を発揮しています。
両方とも同じような効果があるので、どちらを摂取してよいか、迷ってしまうことも多いようです。そこで、コラーゲンとヒアルロン酸の、効果や性質の違いを表で比較しました。
効果や用途の違い
<コラーゲンとヒアルロン酸の比較1.>
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コラーゲン |
ヒアルロン酸 |
美容
目的 |
1.肌のアンチエイジング(抗老化)
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サプリメント(粉末、カプセル、ドリンクなど)での摂取や、美容液の利用 |
1.肌のアンチエイジング(抗老化)
2.バストアップ、シワ取り、
鼻を高くするなどの美容整形
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注射でヒアルロン酸を体に注入したり、サプリメントでの摂取 |
治療
目的 |
1.骨粗しょう症の改善や予防
2.関節炎の改善
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食事やサプリメントでの摂取
*コラーゲン製の薬は、ほとんど作られていません。 |
1.更年期障害や生理痛の改善
2.動脈硬化の予防
3.目の機能を守り、ドライアイを
予防
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サプリメントでの摂取
4.関節炎の改善
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ヒアルロン酸を関節に注射 |
性質の比較
<コラーゲンとヒアルロン酸の比較2.>
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コラーゲン |
ヒアルロン酸 |
安全性
副作用 |
食品やサプリメントでの副作用はほとんど無いが、食品アレルギー(ゼラチン)による発疹や軽い胃腸障害が起こる可能性あり。
薬との併用は問題なし。 |
食品やサプリメントでの副作用はほとんど無く、薬と併用した場合も問題なし。
ただ、天然から抽出したヒアルロン酸は安全性が高いが、微生物で人工的に作ったバイオヒアルロン酸は、副作用のリスクあり。 |
| 体内での合成 |
コラーゲンとヒアルロン酸は、両方とも体内で合成されるが、加齢とともに合成量は減少。 |
| 減少量 |
赤ちゃんを100とすると、
20才で約80
40才で約50
80才で約25まで減少。 |
胎児を100とすると、
20才で75〜65まで減少。
50才以降は、減少量が特に多くなる。 |
成分の
種類 |
タンパク質の一種 |
ムコ多糖類と呼ばれる糖の一種
*砂糖のように甘くはありません。 |
| 多く含まれる部分 |
全身に含まれていて、特に皮膚や骨、軟骨、血管などに多い。 |
全身に含まれていて、特に関節液や皮膚、目など水分が多く必要な部分に多い。 |
| 働き |
コラーゲンは、細胞や組織をしっかり結びつけ、体の形や機能を保つ。 |
ヒアルロン酸は、コラーゲンと同じく、細胞や組織を結びつける働きもあるが、それ以上に、体の水分を保つ働きが高い。 |
多く含む
食品 |
<鶏肉>
手羽、ガラ、レバー、胸肉
<豚肉>
豚足、スペアリブ、ひき肉、
豚耳、豚骨スープ
<その他>
牛スジ、マトン、えび、どじょう、
フカヒレ、かれい、なまこ、貝類
*コラーゲンを煮込むと、ゼラチンに変化します。
また、コラーゲンを含む食材は多いので、食品とサプリメントの両方の摂取を併用するとよいでしょう。 |
鶏のトサカ、鶏の皮、豚足など
*普段の食事では、ほとんど食べない食材なので、サプリメントでの摂取が主になります。 |
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