健康や美容に役立つサプリメント(カルシウム)の、効果や副作用をわかりやすく紹介しています♪

サプリメントの効果と副作用カルシウム>副作用

カルシウムの副作用

過剰摂取した場合

健康な人が食事やサプリメントから、カルシウム過剰に摂取しても、短期間であれば、副作用が起きることは、ほとんどありません。

体内のカルシウムは、ビタミンDや副甲状腺ホルモン(PTH)、カルシトニンの3つで、バランスが調整され、副作用が起きない仕組みになっています。

具体的にいうと、副作用は、血液に含まれるカルシウム濃度が、ポイントになります。この濃度は、上記のビタミンDをはじめとする3つの働きによって、常に、一定に保たれています。

例えば、体内のカルシウムが多くなると、食べ物からの吸収を減らして、尿から余分なカルシウムを、排出するようになります。逆に、少なくなると、食べ物からの吸収を増やして、尿から排出される予定だったカルシウムを再吸収します。

この仕組みによって、一時的に、過剰摂取したときだけでなく、不足したときも副作用が起こりにくいのです。

しかし、これにも限界があって、1日あたりの上限量である2.3g(男女とも)を超えるカルシウムを、長期間摂取した場合は、副作用のリスクが高くなります。

過剰摂取による主な副作用の症状は、次のものがあります。

  ・腎臓結石
  ・動脈がカルシウムで石灰化→高血圧
  ・筋肉の収縮が悪くなる
  ・神経が不安定になり、イライラが増える
  ・ミルクアルカリ症候群
  ・他のミネラルの吸収が低下して、それによって、他の副作用が
   起こる場合がある

なお、骨粗しょう症であっても、健康を維持するために、血中のカルシウム濃度を、一定にすることが最優先されます。

このため、骨がもろくなっているにもかかわらず、骨からカルシウムが溶け出して、濃度を一定に調整するので、骨粗しょう症がさらに進行してしまいます。

他のサプリメントとの関係

カルシウムと関わりの深いミネラルには、リンとマグネシウムがあり、それぞれの摂取量の割合が、大切になっています。

一般的に、カルシウム、リン、マグネシウムの摂取の割合は、1:1:0.5が良いとされています。この割合がかけ離れると、体内のミネラルバランスが崩れ、副作用が起きる場合があります。

とはいえ、この割合を守って、食事のメニューを考えるとなると・・・・。
ちょっと、無理でしょうね。そこで、市販されている”マルチミネラル”のサプリメントを利用すれば、副作用の心配もありません。

サプリメントには必ず、それぞれのミネラルの含有量が、表示されていますので、購入時にチェックするとよいでしょう。

薬との関係

ケガや病気の治療のために、薬を服用している場合に、サプリメントでカルシウムを一緒に摂取しても、副作用の心配はありません。(1日あたりの上限量である2.3g以下であれば、問題ないでしょう。)

ただ念のために、摂取前に副作用がないか、担当の医師に確かめておくのがよいでしょう。

次ページ→カルシウムの摂取量