手軽に摂取できるサプリメント(ヒアルロン酸)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

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低分子ヒアルロン酸

一口にヒアルロン酸といっても、粒子(分子量)の大きさによって、低分子タイプと、高分子タイプの2つに大別できます。

通常の食べ物や鶏のトサカなどに含まれる、天然のヒアルロン酸は粒子が大きく、高分子ヒアルロン酸と呼ばれています。

この2つのタイプは、それぞれ特徴に違いがあるので、使い分けされています。

低分子タイプ

低分子ヒアルロン酸は、名称からも想像できるように粒子が小さく、天然にはほとんど存在していません。

天然のヒアルロン酸(高分子タイプ)を抽出して、サプリメントや治療薬として使えば、副作用がなく、安心だと思いますが・・・。

実は、粒子を小さくした低分子ヒアルロン酸は、体に吸収されやすいメリットがあるのです。

例えば、化粧品やスキンケア用品に、高分子ヒアルロン酸を使うと、粒子が大きすぎて、ほとんど肌に吸収されません。

しかし、低分子ヒアルロン酸であれば、粒子が小さいので、肌に吸収されやすく、美容効果が期待できることがわかっています。化粧品だけでなく、サプリメントでも同じことが言えます。

これは、よく知られている”たんぱく質”とよく似ています。私達の体の材料であるたんぱく質は、高分子ヒアルロン酸と同じように、粒子(分子量)が大きいので、そのままでは腸から吸収できません。

いったん、消化酵素によって、たんぱく質の部品である”アミノ酸”に、細かく分解してから吸収されます。

実際、低分子ヒアルロン酸を作る場合も、人間の腸で働く消化酵素と、同じものが使われています。

このように、体に吸収されやすくして、効果が期待できるように人工的に作られたのが、低分子ヒアルロン酸なのです。

最近、販売されているサプリメントやスキンケア用品、化粧品の多くは、このタイプが多くなっています。

デメリット、特徴

低分子ヒアルロン酸は、皮膚や腸での吸収は良いのですが、そのかわり、体内で早く分解される傾向があります。

ヒアルロン酸自体は、もともと体と同じ成分で、体内でも合成されています。つまり、サプリメントや注射で注入しても、完全に体の一部になるため、新陳代謝によって少しずつ分解され、最後は完全に無くなってしまいます。

特に、低分子ヒアルロン酸は、粒子が小さいため、高分子ヒアルロン酸の2〜3倍の速さで分解されます。

このため、定期的にサプリメントを摂ったり、注入することで、分解された分を補う必要があります。

例えば、目尻のコジワ取りの場合は、数カ所にごく少量ずつ注入するので、ヒアルロン酸の効果があるは、一般的に約2〜6カ月くらいです。

これに対して、粒子が大きい高分子ヒアルロン酸は、分解までにかなり時間がかかり、効果が持続します。

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