手軽に摂取できる発芽玄米の効果を、やさしく解説しています♪

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発芽玄米とは

なぜ注目されているのか

発芽玄米は、玄米を水に数日につけて、わずかに発芽させたものです。玄米は、白米に比べ栄養価が高いため、食事に取り入れる家庭も増えていますが、発芽玄米は、それ以上にメリットがある食材です。

その1つめは、
発芽玄米に含まれるビタミン、ミネラル、食物繊維、ギャバ(GABA)などの栄養分が、白米や玄米より多いということです。特に、ギャバは白米の約10倍も多く含まれています。

2つめは、
発芽玄米の栄養分は、白米や玄米より体に吸収されやすい、というメリットがあります。

白米や玄米のミネラルは、フィチン酸と呼ばれる成分と結合していて、体に吸収されにくい性質があります。しかし、発芽玄米のミネラルは、フィチン酸と結合しておらず、スムーズに吸収されます。

これらの2つのメリットは、いずれも玄米をわずかに発芽させるだけで得られるので、発芽玄米が注目され、市販されている商品も多いのです。

上記のように、発芽玄米は栄養価が高く、ギャバの含有量が多いので、コレステロールや血糖値、血圧を下げる効果があり、生活習慣病の改善やダイエット、メタボ対策に役立ちます。
詳細については、効果・効能のページをご覧ください。

その他、発芽玄米は米アレルギーの原因である、アレルゲンタンパク質が少ないという性質もあり、米の食品アレルギーが起こるリスクが少ないのです。

それにもかかわらず、玄米と比べてもタンパク質全体の栄養価が変わらない、というメリットまであります。

お米の栄養について

玄米は、お米の一番外側のもみ殻を、取ったものをいいます。
玄米をそのまま炊くと、食感や味が良くないため、通常は精米し白米にして、食べていますね。

お米の構成

玄米を精米すると、米糠(こめぬか)が出来ますが、これには、お米の胚芽や種皮、果皮、糊粉層が含まれています。

実は、この米糠がお米で一番栄養分が多く、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ギャバなどが豊富なのです。

(*糠という文字は、”米”へんに健康の”康”と書きます。)

一方、お米の胚芽は、でんぷん質が多く、栄養バランスからいうと、米糠に比べかなり劣ります。

発芽玄米は、栄養分の豊富な部分を無駄にしない玄米のメリットに加え、栄養価が高く、ミネラルの吸収も早いので、オススメといえます。

参考まで、発芽玄米と白米の、主な栄養分の含有量を比べると、次のようになっています。

  ・ビタミン類・・・発芽玄米は白米の約2〜2.5倍
  ・ミネラル類・・・マグネシウム約5倍、カリウム約3倍、カルシウム約1.5倍
  ・食物繊維・・・約5〜6倍
  ・ギャバ(GABA)・・・約10倍

ちなみに、今では珍しくなった脚気(かっけ)は、ビタミンB1の不足が原因です。

お米の胚芽や種皮、果皮には、ビタミンB1が多く含まれていて、明治から昭和初期に脚気が流行したときに、玄米を食べると、ほどなく流行はなくなったそうです。
(発芽玄米を食べると、もっと効果的だったでしょう・・・。)

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