健康や美容に役立つサプリメント(大豆レシチン)の、効果や副作用をわかりやすく紹介しています♪

サプリメントの効果と副作用大豆レシチン>卵黄レシチンの違い

大豆レシチンと卵黄レシチンの違い

原料が大豆と卵黄の場合を比較

レシチンは、原料が何であるかによって”大豆レシチン”と”卵黄レシチン”に、大きく区分されています。

両方とも同じレシチンの仲間なので、働きや効果には大きな違いはありませんので、目的によって上手に使い分けるとよいでしょう。
食品やサプリメントを選ぶときの参考のために、両方の違いを比較しました。

<大豆レシチンと卵黄レシチンの違い>
大豆レシチン 卵黄レシチン
含まれる食品 大豆や大豆食品 卵黄
レシチンに
対する
ホスファチジル
コリンの割合
約22〜26% 約68〜72%
レシチンはホスファチジルコリンをはじめ、数種類あるリン脂質の総称です。このため、食品によってホスファチジルコリンの、含有量に違いがあります。
効果 摂取した大豆レシチンは、血管や肝臓の中に存在する割合が多く、肝臓を保護したり、血中のコレステロールを減らし、動脈硬化を予防する効果があります。

認知症を改善する効果もありますが、卵黄レシチンの方が勝っています。
卵黄に含まれるレシチンは、脳や神経組織で活躍することが多く、認知症や記憶力の改善に効果があります。

ただ、肝臓や動脈硬化に対する効果は、大豆レシチンの方が勝っています。
食品としてみた
場合
食品に含まれるレシチン以外の、栄養素のメリットとデメリットを比較しました。
<メリット>
・消化、吸収のよい良質のタンパク質が多い

リノール酸(コレステロールを低下させたり、動脈硬化を予防する)

・ビタミンB群、Eが多い

・カリウム(血圧を下げる)

・食物繊維(便秘の解消)
<メリット>
・タンパク質が多く、栄養価が高い

・ビタミンA(目の機能を守り、夜盲症を予防する)

・精力アップや風邪の予防に効果的
<デメリット>
・食品アレルギーがある

・リノール酸は、空気や熱に弱く、鮮度が落ちると酸化して、体に悪影響がある
<デメリット>
・食品アレルギーがある

・ビタミンCや食物繊維がほとんど含まれていない

・コレステロールが多い

上表のように、肝臓の病気やコレステロールが気になる方は、大豆レシチンがおすすめで、認知症や記憶力が気になる方は、卵黄レシチンがおすすめです。サプリメントで摂取する場合は、どちらのレシチンか確かめてから購入しましょう。

なお、外国産の大豆は品質管理が悪いものや、遺伝子組み換えによるものがあるので、注意したいものです。

心配な方は、サプリメントの製造メーカーのお客様相談室で、大豆の原産地をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

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