手軽に摂取できるサプリメント(コエンザイムQ10)の、効果や副作用をやさしく解説しています♪

サプリメントの効果と副作用コエンザイムQ10>・・・とは

コエンザイムQ10とは

もともと体内にある成分

アンチエイジングのサプリメントとして、話題になったコエンザイムQ10は、体内のどの組織にも含まれています。

中でも、骨格筋や心筋、肝臓、腎臓など、エネルギーの消費が多い組織に、多く含まれている成分です。

コエンザイムQ10は、別名”ユビキノン”ともいい、
ラテン語の”ユビキタス(どこにでも広く存在する)”が、由来といわれています。
このコエンザイムQ10は、ビタミンン様作用物質の仲間で、正式にはビタミンQと呼ばれる成分です。

(*ビタミン様作用物質とは、ビタミンとは認められていないけれど、同じような働きをする栄養素のことです。)

ビタミンQにはQ1〜Q12があり、その内Q10は体内で合成され、これをコエンザイムQ10と呼んでいます。

コエンザイムQ10の働きは、食べ物から吸収した栄養分から、エネルギーをスムーズに作ることで、この働きによって、健康や美容に良い効果が期待できます。

日本では、1974年から心臓病の治療薬として使われ始め、2001年の法律の改正によって、サプリメントでも使用することが可能になりました。

性質や働き

コエンザイムQ10は、体のどの組織にも含まれ、体内でも合成されています。

 「それなら、わざわざサプリメントで摂取する必要があるの?」

という疑問がわいてきますが?

実は、コエンザイムQ10の含有量は、20才をピークに年齢を重ねるごとに減少してきて、特に40才を過ぎると、それがはっきり現れてきます。
(体内で合成されるのにもかかわらず。)

例えば、心臓に含まれるコエンザイムQ10は、20才のときを100%とすると、40才で約60%に減り、80才では約40%まで減少します。

腎臓の場合は、同じく20才を100%とすると、40才で約70%、80才で約65%になってしまいます。

このように高齢になるほど、コエンザイムQ10の減少量が多くなってきます。そのまま放置しておくと、体に必要なエネルギーが不足してきて、様々な病気の原因になります。

また、コエンザイムQ10は、
 「栄養分からスムーズにエネルギーを作りだすこと」
の他に、
 「抗酸化作用」
という働きがあります。

これは、体に悪影響がある”活性酸素”を、分解して減らす働きです。活性酸素というのは、スポーツをしたり、ストレス、喫煙、紫外線を浴びることなどによって、体内に出来る物質で、強い殺菌力を持っています。

少量の活性酸素であれば、体内のウイルスや病原菌を殺して、体を守ってくれるのですが、大量に出来ると、健康な細胞を攻撃してしまう性質があります。
これによって、細胞が傷ついて老化を早めることになります。

コエンザイムQ10を、食品やサプリメントから摂取すると、活性酸素の悪影響を取り除くので、老化防止(アンチエイジング)に効果があるのです。

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