手軽に摂取できるサプリメント(コエンザイムQ10)の、効果や副作用をやさしく解説しています♪

サプリメントの効果と副作用コエンザイムQ10>還元型

還元型コエンザイムQ10

サプリメントの種類

コエンザイムQ10は、青魚や肉類、大豆、ほうれん草など、一般の食品にも含まれています。しかし、食品だけでは、健康や美容を維持するための、十分な量は摂取できません。そこで、サプリメントを利用することになります。

現在、市販されているサプリメントには、次の2種類があります。

  1)酸化型コエンザイムQ10
  2)還元型コエンザイムQ10
  

この2つは、製造方法の違いによるもので、酸化型のサプリメントを製造する方が技術的にも容易です。このため、還元型コエンザイムQ10を作るメーカーは、限られています。

なお、一般の食品には、両方が含まれており、食品ごとに含有量の割合が違っています。

還元型は効率がよい

サプリメントは、今までは酸化型コエンザイムQ10がほとんどでしたが、最近は、還元型コエンザイムQ10が注目されています。
それぞれの性質は、次のようになっています。

酸化型

小腸で吸収された酸化型コエンザイムQ10は、そのままでは効果が発揮できないので、一度、還元型に変換する必要があります。変換するには、”NAD(P)H”という生体エネルギーが必要になります。

わかりやすくいうと、酸化型はひと手間かけないと、体に良い効果が現れてこないのです。(もちろん、変換されれば、還元型と効果の違いはありません。)

還元型

小腸で吸収された還元型コエンザイムQ10は、そのまま効果を発揮するので、酸化型のように、変換する必要はありません。
体に吸収されると、ほどなくコエンザイムQ10の効果が現れてきます。


酸化型を還元型に変換する、NAD(P)Hというエネルギーは、ストレスや加齢、栄養の偏りなどによって、低下してきます。

しかし、還元型コエンザイムQ10は、このような影響を受けなので、体に吸収されてから短時間で、しかも効率的(省エネ)に健康や美容に役立つので、注目されているのです。

特に、高齢者や仕事でストレスの多い方、あるいは、激しいスポーツをする方には、変換するエネルギーが不要な、還元型コエンザイムQ10がオススメといえます。

*参考
人間の体の材料となるタンパク質の場合も、一度、アミノ酸に分解して吸収され、それを改めて、それぞれの組織に適したタンパク質に作り直しています。

最初から、アミノ酸を摂取すれば、素早く体の材料に使えます。このため、タンパク質の代わりにアミノ酸のサプリメントを、摂取する方も増えています。還元型コエンザイムQ10での摂取は、これとよく似ているともいえます。

次ページ→コエンザイムQ10の効果・効能1