多くの愛用者がいるアスタキサンチンのサプリメントの、効果や副作用をわかりやすく解説しています。

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アスタキサンチンの効果・効能

動脈硬化を抑え、生活習慣病を予防

アスタキサンチンは、ビタミンEやβカロテン(ビタミンA)よりも強い抗酸化力があり、体内で発生した活性酸素を、退治する効果があります。

また、アスタキサンチンは、脂に溶けやすい性質があり、特に血液の中で
LDL(悪玉)コレステロールの、酸化を防ぐ効果があります。

LDLコレステロールが活性酸素によって酸化されると、血管の内壁に付着して、それが繰り返されると、動脈硬化が起こります。

アスタキサンチンの動脈硬化を防ぐ効果によって、脳こうそくや心筋こうそくなどの生活習慣病を、予防する効果が期待できます。

ある臨床研究で、アスタキサンチンを約3カ月間、毎日12mg以上摂取した場合の結果では、
  ・HDL(善玉)コレステロールの増加
  ・脂肪細胞から分泌された善玉ホルモンが、動脈硬化を抑える
などの効果も確かめられています。

目の疲労回復や保護

アスタキサンチンは、目の遠近調整を高めたり、視力を良くする効果もあります。毎日、アスタキサンチン6〜18mgを、約1カ月間ほど摂取すると、効果が実感できるようです。

もちろん、全ての人ではありませんが、かなりの割合で目の機能が、改善されることが確かめられています。

また、長時間の事務作業やパソコンの使用による、目の疲れを改善する効果や、”白内障”や”黄斑変性”などを予防する効果もあります。

*この2つの病気は、加齢によって起こることが多くなっています。
白内障は、目の水晶体がにごって視力が低下する病気で、瞳が白くにごることから”白そこひ”とも呼ばれています。

黄斑変性は、眼球を保護している膜が収縮して、視力が低下したり、色の識別がむずかしくなる病気です。

肌のくすみやシミを予防

大量の紫外線を浴びると、人間の皮膚細胞で活性酸素ができてしまいます。紫外線の刺激でできるのは、”一重項酸素”と呼ばれる物質で、活性酸素の中では、毒性が一番強いものです。

これが皮膚の細胞を酸化させ、老化を早めるので、色素沈着が起きて肌のトラブルが多くなります。

アスタキサンチンは、抗酸化力によって、活性酸素を退治するので、皮膚の酸化(老化)を防ぎ、その結果、くすみやシミを予防する効果があります。

ちなみに、アスタキサンチンと同じく抗酸化力があるビタミンCを、サプリメントや食品から十分に摂ると、くすみやシミを防ぐだけでなく、肌を白くする効果もあります。

両方を併用すると、美肌+美白の2つの効果があるので、お肌が気になる女性にはおすすめです。

その他の効果

上記の他にも、免疫力を高めてガンの進行を抑える効果や、切り傷や打ち身による炎症を鎮める効果もあります。

ただ、アスタキサンチンの臨床試験や研究が、まだまだ不足しているのが現状です。今後の研究によって、アスタキサンチンの効果や効能が、もっとはっきり解明されることでしょう。

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