手軽に摂取できるアロエの、効果や副作用をやさしく解説しています♪

サプリメントの効果と副作用アロエ>・・・とは

アロエとは

昔から民間薬として使われていた

アロエは、アフリカ原産の植物で、古くから健胃薬やヤケド、切り傷、虫さされなどに使われている民間薬です。

文献によれば、古くは古代エジプト時代から使用が始まり、ギリシャ、ローマ時代の薬学書にも、アロエについての記述があります。

日本や中国では、主に消化器系の漢方薬としての使用例が多いようです。現在、世界で使用されているアロエは、4種類ほどあります。

日本でサプリメントとして使用されているのは、”キダチアロエ”という種類で、医薬品としての使用例が多いのは、”ケープアロエ””アロエベラ”という種類です。

これらは、含まれる有効成分に、大きな違いはありません。ただ、日本の法律の関係で、アロエの葉の皮と葉肉の両方が使えるのは、キダチアロエだけなので、サプリメントでの使用例が多いのです。

含まれる成分

一口にアロエといっても、含まれる有効成分が多く、それぞれの成分によって効果に違いがあります。
以下に、主な有効成分と、おおまかな効果を取り上げました。

◇アロイン
アロエの苦味成分で、大腸のぜんどう運動を高めて、便秘を改善します。また、胃液の分泌を良くして、胃腸の働きを高める効果があります。
◇アロエウルシン
炎症を鎮めて血液を固める働きがあり、胃炎や胃かいようなどを改善するため、サプリメントだけでなく、医薬品としても使用されています。
◇アロエボラン
血液中の糖分を減らして、血糖値を下げます。
◇アロミチン

体の免疫力を高め、ガンや生活習慣病を予防する効果があります。

◇アロエチン
殺菌作用を持つ成分で、体内に侵入してきたウイルスや病原菌を退治したり、ガンを予防します。
◇ムチン質
化粧品や美容液にも使われる成分で、肌の水分を保って、乾燥肌を改善します。この成分は、オクラやモロヘイヤ、山いもなどにも含まれるヌルヌルの成分で、傷ついた胃の粘膜を修復して、胃炎や胃かいようを、予防する効果があります。

アロエには、この他にもビタミンA、B12、C、サポニン、葉緑素なども含まれ、健康と美容に良い効果が期待できます。

ただ、市販されているサプリメントの場合は、原料や製造方法によって、上記の全ての有効成分が、含まれているとは限りません。

アロエで特に注目されている効果は、
  1)胃液の分泌を高め、胃を保護する
       ・・・・・健胃作用(胃炎や胃かいようの予防、改善)
  2)大腸のぜんどう運動を高める
       ・・・・・便秘の改善

の2つで、詳細については効果・効能のページをご覧ください。

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