健康や美容に役立つサプリメント(亜 鉛)の効果や副作用を、わかりやすく紹介しています♪

サプリメントの効果と副作用亜 鉛>摂取量

亜 鉛の摂取量

亜 鉛は、一時的に摂取量が多くなっても、副作用が起こることは、少ないといえます。逆に、最近の食生活では、摂取量が不足する傾向が多いようです。

1日あたりの目安

下表に、亜 鉛の摂取量の目安を、性別と年齢別に取り上げました。それぞれ3つの基準がありますので、食品やサプリメントで摂るときの、参考になればと思います。

<亜 鉛の1日あたりの摂取量> 単位:mg(ミリグラム)
年令 18〜29才 30〜49才 50〜69才 70才以上
男性 推定平均必要量 8 7
推奨量 9 8
上限量 30
女性 推定平均必要量 6
推奨量 7
妊婦や授乳婦は10
7
上限量 30

*日本人の食事摂取基準より
*1g=1000mg

■推定平均必要量
その年令の半数以上の人の、必要量を満たす亜 鉛の摂取量です。最低、1日にこれくらいは、摂取したい量のことです。

■推奨量
その年令の大半の人の、必要量を満たす亜 鉛の摂取量で、健康維持に適した量のことです。

■上限量
副作用で問題が起きない、上限の摂取量のことです。

不足したときの欠乏症

亜 鉛の摂取量が、長期的に不足すると、次のような欠乏症が起きてきます。

味覚障害

食べ物の味は、舌にある味蕾(みらい)という味細胞によって、感じられます。亜 鉛は、この味蕾の働きを維持しているので、不足すると味を正しく感じることが、できなくなります。
味覚障害が起こると、食べ物のおいしさが楽しめないので、食欲不振にもつながります。

皮膚の機能低下

亜 鉛は、皮膚の再生にも関わりが深く、摂取量が不足すると、肌の老化や脱毛などが起こります。

免疫力の低下

亜 鉛は、皮膚や粘膜などの生成を助けているので、摂取量が不足すると、外部から侵入してくるウイルスや病原菌を、防ぐ力が低下します。

性 機能の低下

亜 鉛は生殖機能を維持する効果があり、不足すると性能力が低下して、精 子の数も減少します。(男性の方が影響が大きい)

子どもの成長、性 機能の低下

亜 鉛は、細胞を新しく生成するときにも必要なミネラルで、不足すると子どもの成長に支障が起きたり、性 機能が十分発達しないことがあります。

その他

上記の他にも、切り傷や打撲が治りにくい、軽いうつ病、赤血球の減少、低アルブミン血症などの、欠乏症が起こってきます。

*参考
10代後半〜20代前半の、男性を調査したところ、毛髪に含まれる亜 鉛の量が多いほど、血液中の男性ホルモンが多いことが確かめられました。

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