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サプリメントの効果と副作用ビタミンC>不足による欠乏症

ビタミンCの不足による欠乏症

不足すると起こる病気や症状

ビタミンC不足した状態が続くと、免疫力の低下や骨粗しょう症などの欠乏症が起こります。また、最近ではあまり発症例は多くないのですが、壊血病(かいけつびょう)という欠乏症も知られています。

免疫力の低下

ビタミンCは、血液中の白血球の働きを活発にします。白血球は、体内に侵入してきたウイルスや病原菌を退治して、外敵から体を守る機能があります。

ビタミンCが不足すると、白血球の働きが低下して、いろいろな病気にかかりやすくなるのです。

また、ビタミンCは体内で出来てしまう”活性酸素”を退治して、活性酸素から細胞や組織を守ります。これによって、健康を維持し老化の進行を、抑える効果があります。

(活性酸素というのは、細胞や組織にダメージを与え、その働きを低下させる、悪い影響があります。)

もし、ビタミンCが不足してしまうと、体内の活性酸素が多くなり、それだけ体のダメージが大きくなります。

このように、ビタミンCの不足は、
  ・免疫力の低下
  ・活性酸素の増加
が起こり、欠乏症だけでなく、ガンをはじめ様々な生活習慣病や成人病の、引き金になるのです。

骨粗しょう症

ビタミンCは、体内でのコラーゲンの合成を助けて、体の細胞同士の結合を強める効果があります。結合が強くなることで丈夫な体を作り、欠乏症の一つである壊血病の予防にもなります。

コラーゲンは、皮膚や筋肉、内臓との関わりが深いだけでなく、丈夫な骨を作るうえでも、欠かせない成分です。

骨の材料になっているのは、主に、カルシウムとコラーゲンで、この2つが不足していると、丈夫な骨はできません。

またこの2つ以外にも、
コラーゲンとカルシウムを結合させるビタミンKや、骨へのカルシウムの沈着を調整するビタミンDなどが不足しても、同じように丈夫な骨はできません。

つまり、骨粗しょう症を予防するには、ビタミンCをはじめ、ビタミンK、D、カルシウム、コラーゲンが不足しないように、注意する必要があります。

壊血病

壊血病は、ビタミンCの不足によって、毛細血管の細胞の結合が弱くなって、毛細血管から出血する病気です。

初期の壊血病の症状には、皮膚の内出血や歯ぐきからの出血があります。症状が進行すると、体のあちこちから出血が始まり、最終的には生命にも関わってきます。

ビタミンCの不足で起こるこの病気は、古代エジプト時代の遺跡にも刻まれていて、古くから難病の一つとして恐れられていました。

人間の体は、細胞が数十兆以上集まって出来ていて、それが1つ1つコラーゲンによって結びつけられています。この結びつきが低下してしまうと、一番弱い部分である毛細血管に症状がでてきます。

「ビタミンCの不足=コラーゲンの不足」

になるので、壊血病の予防には、ビタミンCの十分な摂取が、とても大切になります。