手軽に摂取できるサプリメント(イチョウ葉エキス)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

サプリメントの効果と副作用イチョウ葉エキス>副作用

イチョウ葉エキスの副作用

比較的安全性の高いサプリメント

イチョウ葉エキスは、健康な人の場合、1日あたり120〜240mgの摂取量であれば、副作用のリスクは、少ないといえます。

ただし、体質によっては頭痛や胃腸の障害、発疹(ほっしん)などの副作用が起こる場合があります。

特に、卵や牛乳アレルギー体質の方は、アレルギーによる発疹の可能性が高く、注意したほうがよいでしょう。

イチョウ葉エキスは、女性ホルモンと似たような働きや、分娩を早める働きがあるので、妊娠中に摂取するのは、避けたほうがよいでしょう。

また、授乳中の女性や子どもが、イチョウ葉エキスを摂取したときの副作用についても、十分な安全性が確かめられていないので、同じように摂取は控えたほうがよいでしょう。

なお、生のイチョウ葉には”ギンコール酸”と呼ばれるアレルギー物質が含まれていて、これも、副作用の原因になることがあります。

生のイチョウ葉を、そのままお茶にして飲むと、頭痛やめまい、便秘、胃腸の不快感などの、副作用が起こる場合があります。

イチョウ葉エキスを摂取する場合は、必ずギンコール酸を取り除いたサプリメントを利用しましょう。

ちなみに、ギンコール酸の濃度については、(財)日本健康・栄養食品協会(JHFA)で、5ppm以下という基準が定められています。サプリメントを選ぶ場合は、表示されているギンコール酸の濃度も、チェックしておきましょう。

他のサプリメントとの関係

イチョウ葉エキスと他のサプリメントを併用する場合は、それぞれの適量を守って摂取すれば、副作用が起こる心配はそれほどありません。

ただ、食品アレルギーがある方は、サプリメントとアレルギーの関係をチェックして、副作用が起きないことを、必ず確認しておきましょう。

薬との関係

イチョウ葉エキスと、ワーファリンや糖尿病の治療薬を同時に服用すると、副作用の心配があります。

ワーファリン(正式名称:ワルファリンカリウム)は、血液を固まりにくくする薬で、血液に血栓ができるのを防ぐ働きがあります。イチョウ葉エキスも同じように、血液を固まりにくくしたり、血管を拡張させて血行を良くする働きがあります。

つまり、両方とも同じ働きがあるため、同時に服用すると副作用として、出血したときに、なかなか血が止まらなくなるので、注意が必要です。

また、イチョウ葉エキスは、血液中の血糖値を低くするインスリンの濃度に、影響を与える副作用もあります。

糖尿病の治療薬を服用しているときは、必ず担当医に副作用の有無を相談してから、イチョウ葉エキスを摂取するかどうかを決めましょう。