手軽に摂取できるサプリメント(ヒアルロン酸)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

サプリメントの効果と副作用ヒアルロン酸>効果・効能1

ヒアルロン酸の効果・効能1

ヒアルロン酸は、特別な栄養素ではなく、人間の体に最初から含まれている成分です。

その特徴である高い保水力で、健康を維持したり、細胞同士を結合させる効果効能があります。

よく、ビタミンやミネラルは、美容や健康に欠かせないといわれますが、ヒアルロン酸にも様々な効果があり、大切な成分の一つです。

関節痛を解消

ひざや肩、ひじなどの関節は、多量のヒアルロン酸が含まれた関節液で、満たされています。これによって、手足の動きをスムーズにする効果があります。

関節を細かく見ると、関節液が潤滑油やクッションの役割りをして、手足を動かしても、直接、骨と骨が触れないような仕組みになっています。

もし、ヒアルロン酸がかなり不足してしまうと、クッションの効果がなくなり、骨同士がこすれて、激しい痛みが起こります。

日頃使っているいろいろな機械でも、部品同士が触れて摩擦が起こるところには、時々オイルを指しますね。関節でもこれと同じように、関節のオイル(ヒアルロン酸)が必要なのです。

人間の場合は、特に高齢になると、ヒアルロン酸の減少量が多くなるので、サプリメントや注射で、不足分を補うのが良いのです。

関節炎やリウマチで、痛みがある場合は、患部に直接、ヒアルロン酸を注入すると、それまでの痛みがウソのように消えて、効果が現れる場合もあります。

更年期障害や生理痛の改善

ヒアルロン酸は、卵巣の機能を高める効果や、女性ホルモンの分泌を正常にする効果があります。

このため、生理痛の痛みを鎮めたり、更年期障害で多い、イライラ感や突然の発汗、どうきなどを、改善することができます。

生理というのは、子宮内で作られた子宮膜がはがれて、血液と一緒に体外に排出されることで起こります。

このとき、軽いうつやイライラを感じたり、腰や下腹部に痛みが出てくるのが生理痛ですが、ヒアルロン酸は、これらの症状を和らげる効果があります。

美容・・・スキンケア

ヒアルロン酸は、わずか1gで、その6000倍(約6リットル)もの水分を貯えることができ、皮膚にも多く含まれています。

下図のように、皮膚は表皮と真皮に分かれていますが、ヒアルロン酸は特に真皮に、多く含まれています。

皮膚の構造とヒアルロン酸

皮膚が新しく生まれ変わる仕組みは、表皮の下部にある基底層が、活発に細胞分裂して、次々に新しい皮膚を上に押し出しています。

このとき、必要な栄養分は、真皮に多く含まれている、ヒアルロン酸から供給されます。

真皮に十分なヒアルロン酸があれば、それだけ栄養分が豊富なので、みずみずしくてハリのある肌を、作り出す効果があります。

20才前半の女性であれば、表皮の表面にある角質層は、約1カ月ぐらいで全て新しいものと入れ替わります。(これを”ターンオーバー”と呼んでいます)

しかし、年令を重ねるごとに、このターンオーバーの期間が、少しずつ長くなっていきます。そうすると、角質層の入れ替わりが遅くなり、古い角質がそのまま残ってしまい、肌が荒れたり、シミやシワが多くなります。

その上、ヒアルロン酸が不足してしまうと、
  ・肌の乾燥
  ・肌の栄養不足
の両方が起きて、お肌の老化が進んでしまうのです。


なお、真皮のほとんどは、エラスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸の3つからできています。

エラスチンやコラーゲンは繊維状で、真皮の中で骨組みの役割りをしていて、主に、肌の弾力を保つ効果があります。

一方、ヒアルロン酸は、多量の水分を貯えて、コラーゲン、エラスチンを包み込んで、保護する効果があります。
つまり、この3つの成分が協力して、健康的で美しい肌を作り出しているのです。

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