手軽に摂取できるサプリメント(EPA)の、効果や副作用をやさしく解説しています!

サプリメントの効果と副作用EPA>副作用

EPAの副作用

注意点

EPAは、日本では昔から食べられているマグロやサンマ、カツオ、サバなどに多く含まれ、これらの魚をたくさん食べても、副作用が起きることはありません。

むしろ、魚料理を食べることが少なくなった現代人には、ぜひ摂ってほしい食品です。

ただ魚料理と一緒に、EPAをサプリメントで摂る場合は、1日あたり3g以上摂取すると、副作用が起こることがあります。

(一時的に3g以上を摂取しても問題なく、長期的に3g以上摂取した場合です。)

EPAは、血液を固まりにくくする効果があるので、出血したときになかなか血が止まらなくなるケースがあります。EPAの1日あたりの、摂取量の目安である1〜2gを守るとよいでしょう。

また、魚料理をよく食べる場合は、サプリメントの摂取量を調整して、副作用を避けるようにしましょう。

参考まで、以下にEPAを多く含む食品を、リストアップしました。

食品 一食あたりの量 EPAの含有量
 ハマチ    90g(一切れ)      1.3g
 イワシ(生)    90g(一切れ)      1.2g
 サバ(生)    90g(一切れ)      1.1g
 うなぎの蒲焼き    100g(≒一串)      0.9g
 マイワシ(生)    90g(一切れ)      1.2g
 ブリ(生)    90g(一切れ)      0.8g
 サンマ(生)    90g(一切れ)      0.7g

魚を煮たり焼いたりすると、煮汁や焼き汁から約20%ぐらいのEPAが失われます。また、揚げ物にすると約50%ぐらい失われます。その分を考えて、サプリメントの摂取量を調整するとよいでしょう。

他のサプリメントとの関係

EPAと他のサプリメントを一緒に摂っても、副作用が起こることは、ほとんどありません。

ただ、血行を良くするサプリメントを、同時に複数利用する場合は、副作用を避けるために、摂取を控えめにするとよいでしょう。

なお、EPAは酸化されやすい性質があるので、酸化を防ぐ働きがあるビタミンCやビタミンEを、一緒に摂ると効果が期待できます。

薬との関係

病気の治療のために、ワーファリン(正式名称:ワルファリンカリウム)を服用しているときに、サプリメントでEPAを摂ると、副作用が起こることがあります。

(一般の食事で、EPAが多い魚料理を食べる場合は、ほとんど副作用の心配はありません。)

ワーファリンは、血液を固まりにくくする薬で、”血液凝固阻止剤”と呼ばれ、心筋こうそくや脳こうそくなどの、治療に使用されています。

このため、両方を同時に摂取すると、ワーファリンの効果が強くなりすぎて、出血が止まりにくくなる可能性があります。

ワーファリンだけでなく、薬を処方されているときは、念のために副作用がないか、医師に確かめておきましょう。