健康や美容に役立つサプリメント(DHA)の、効果や副作用をわかりやすく紹介しています♪

サプリメントの効果と副作用DHA>効果の違い

DHAとEPA|効果の違い

DHAEPAは、共に脂肪酸の仲間で、血液をサラサラにして動脈硬化や血栓症を、予防する効果があります。

ただし、その効果を詳しくみると、いくつかの違いがあります。
EPAは、血管の健康維持が主で、DHAは、脳と血管の両方に効果があります。以下で、それぞれの違いと共通点を、比較してリストアップしました。

違い、相違点

DHA EPA
■記憶力や学習能力を高める効果

DHAは、神経細胞の先端(シナプス)に多く含まれ、脳の活動をスムーズにします。
DHAを含む、カツオやサンマ、マグロなどの魚は、頭を良くする食べ物として、知られています。

また、神経の興奮を鎮め、精神を安定させる効果もあります。
EPAは、脳の入り口である”脳関門”を通過できないので、DHAのような効果はありません。

これがEPAとDHAの一番大きな違いです。
■アルツハイマー症や認知症を改善

死んでしまった神経細胞を修復したり、脳に必要なタンパク質の合成を、増やす効果があります。
■子供の発育

DHAは、子供の脳や眼が健全に発育するために、不可欠な栄養素です。

共通点

血管の健康

両方とも、血中の中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)を減らして、動脈硬化や血栓症を予防します。

ただ、
・悪玉コレステロールを減らす効果は、DHAの方がより高い
・中性脂肪を減らしたり、血栓症を予防する効果は、EPAの方がより高い

ガンの予防

ガンの発生に関係する”アラキドン酸”の働きや合成を抑え、ガンを予防します。

ただ、
DHAは、ガンの発生だけでなく、ガンの転移や抗ガン剤の副作用を、抑える効果もあります。このため、EPAより抗ガン作用が高いと考えられています。

アレルギーや炎症の改善

アトピー性皮膚炎や花粉症、慢性の関節炎などの炎症を、改善する効果があります。これは、ガンの場合と同じく、アラキドン酸の合成や働きを抑えるからです。


なお、効果以外の共通点には、以下のものがあります。

1)体内での合成量
マーガリンや大豆、きな粉などに多く含まれるα-リノレン酸を摂ると、体内でEPAとDHAが合成されます。しかし、その合成量はわずかなので、サプリメントで不足分を補うのがよいでしょう。

2)酸化
両方とも酸化されやすいので、抗酸化作用があるビタミンCやEと一緒に摂ると、酸化を防いで効果が期待できます。

3)摂取量
両方とも、1日あたりの摂取量の目安は、1〜2gです。