手軽に摂取できるアロエの、効果や副作用をやさしく解説しています♪

サプリメントの効果と副作用アロエ>副作用

アロエの副作用

一般の方が適量を摂取するには安全

アロエは、さかのぼると紀元前の古代エジプト時代から利用されており、過剰摂取しなければ、大きな副作用が起こることは、あまりありません。

ただし、下記に該当する方の場合は、副作用のリスクがあるので、アロエの摂取は控えたほうがよいでしょう。

◇月経中、妊娠中、冷え性、あるいは、胃炎や痔の方
アロエに含まれる”アロイン”という有効成分は、下剤作用や体温を下げる働きがあります。このため、体への悪影響や症状の悪化などの、副作用が考えられます。
◇子ども
下痢やけいれん、胃痛などの副作用が起こることがあります。
(健康な大人でも、このような症状がまれに起こります。)
◇授乳中の方
アロエに含まれる成分が母乳に混入して、赤ちゃんに下痢やけいれんなどが起こる心配があります。

アロエを材料にした食べ物は、ヨーグルトやスイーツ、ごく限られた料理しかなく、直接アロエを食べることは、そんなに多くはありません。意識して食べない限り、過剰摂取になることはないでしょう。

しかし、アロエの粉末やエキスで作られているサプリメントでは、摂取量が多くなりがちで、上記のような副作用が起こるリスクが高くなります。該当する方は、気をつけましょう。

他のサプリメントや薬との相互作用

アロエと他のサプリメントを一緒に摂取しても、副作用が起こることは、ほとんどありません。それぞれの摂取量の目安を守っていれば、心配ないといえます。

アロエと薬との相互作用では、外科手術のときに使用する”セボフルラン”とアロエを併用すると、手術中の出血量が多くなります。

セボフルランとは麻酔薬の一つで、手術で出血したときに血が固まりにくくなる副作用があります。よく使用されるのは、気管支ぜんそくの患者さんや、子どもの外科手術のときです。

1日の摂取量

アロエは、公的な機関によって、安全とされる摂取量の上限は、定められていません。健康な方が、日常の食事でアロエを適量食べる場合は、副作用のリスクはあまりありません。

サプリメントでの摂取量は、各メーカーの独自の基準に、任せられているのが現状です。このため、信頼できるメーカーの製品に表示されている、摂取量を守れば副作用のリスクは、比較的低いといえます。

参考までに、ファンケルとDHCの、サプリメントの摂取量の目安を、記載しておきます。(1日あたり)

◇ファンケル
キダチアロエの粉末960mg(キダチアロエのエキス228mg)
◇DHC
キダチアロエのエキス100mg(8倍濃縮)

*製造方法により、成分の表示や摂取量に違いがあります。